沈没した観光船 事故後初めて海面に浮上｜TBS NEWS DIG
北海道の知床半島沖で先月23日に沈没した観光船がきのう、事故後初めて海面に浮上しました。
記者
「『KAZU I（カズワン）』が水面から出てきました。無線のアンテナでしょうか。くねくねと曲がっています」
観光船「KAZU I」は、作業船によるつり上げ開始からおよそ4時間が経った、きのう午後6時50分ごろ、海面に姿を現しました。そして、きょう未明、作業船の上への引き揚げが完了しました。
「KAZU I」はきょうにも網走港に到着し、数日かけて水を抜いた後に陸揚げされます。
海上保安庁などは、陸揚げした「KAZU I」の状態を確認し、事故原因の究明にあたります。
この事故では、14人が死亡、12人が行方不明になっていて乗客の家族は「引き揚げられた船を見たい」と要望しているということです。
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