三浦瑠麗氏に直撃「HP見て」…逮捕の夫は土地トラブルも “市場10倍”買い取り要求か(2023年3月9日)

三浦瑠麗氏に直撃「HP見て」…逮捕の夫は土地トラブルも “市場10倍”買い取り要求か(2023年3月9日)

三浦瑠麗氏に直撃「HP見て」…逮捕の夫は土地トラブルも “市場10倍”買い取り要求か(2023年3月9日)

 4億2000万円を横領した疑いで逮捕された夫について、三浦瑠麗さん(42)に8日、直撃取材。一方、投資会社代表の夫は、太陽光発電ビジネスを巡り、複数の投資トラブルを起こしていたことが明らかになりました。

■夫の逮捕を受け…瑠麗氏「コメント出した」

 瑠麗さん:「(Q.ご主人が逮捕されたこと、どう思いますか?)ホームページにコメント出したので、そちらをご覧ください」「(Q.ご主人が太陽光発電事業でのトラブルは聞いていた?)ホームページに出したのでご覧ください。過不足ないので、そちらを」

 取材にこう答えたのは、国際政治学者の瑠麗さんです。

 瑠麗さんの会社のホームページから:「私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」

■太陽光事業トラブル 容疑者「捜査はデマ」

 7日、夫で投資会社を経営する三浦清志容疑者(43)が、業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件。三浦容疑者の周辺を取材すると、太陽光発電事業を巡る、複数のトラブルが判明しました。

 三浦容疑者を知る 太陽光業者の男性:「悔しいですよね。工事をやるメンバーとしては、何なのって。汗水たらして現地に行って、測量して計画作って、事業が頓挫」

 三浦容疑者の知人:「2月中旬、『大丈夫ですか、三浦さん』って聞いたら、『自分は小物なんで、逮捕されることはないと思いますよ』とはおっしゃってました」

 知人らの証言から、三浦容疑者の悪質な手口が明らかになってきました。

 三浦容疑者:「(Q.三浦清志さんですか?)はい、そうですけど」「(Q.検察から捜査を受けていますか?)いや、ないですけど。去年の夏ごろにデマを流されてたけど、何かきっかけあるの?」「(Q.検察から捜査を受けた?)何もないよ」「(Q.何か不正に関与していないか?)ないよ」

 去年8月、「検察による捜査はデマだ」と、カメラの前で強気に語っていた三浦容疑者。ところが、今年1月には、東京地検特捜部が三浦容疑者の会社に家宅捜索に入りました。

 そして、2カ月後の7日、三浦容疑者は逮捕されました。取り調べに対しては、「出資金は太陽光事業にしか使っていない」と供述しているということです。

■土地トラブル 「買い占められた」業者訴え

 では、太陽光発電事業は、どこまで進んでいたのでしょうか?

 事業が計画されていた兵庫県内の土地を取材してみると、手つかずで残された1万平方メートルを超える広大な土地。太陽光パネルが1枚も見当たりません。

 三浦容疑者の周辺を取材すると、別の地域でも、同様のトラブルを起こしていたことが分かりました。

 太陽光業者の男性:「(三浦容疑者は)非常に高圧的。あとは、知的な怖さがあります。(三浦容疑者に)ぼったくられたなと。困るどころではない、会社が飛ぶレベルです」

 こう話すのは、かつて宮城県内の太陽光発電事業に関わっていた男性です。

 5年前、仙台市から西に30キロほどの場所にある山林で、太陽光発電事業を行おうと準備をしていたところ、三浦容疑者が突然、隣の土地を買い占めてきたといいます。

 太陽光業者の男性:「ここが県道で、横の土地ですね。ここを通らないと電線をつなげない。ここを三浦さんが買って通さない。通したいんだったら、いくら払えよと」「(Q.どのくらいの金額で買ってくれと?)もともと、市場であれば1億円くらいで土地を買収できるものを約10億円。10倍です」「(Q.それは太陽光業界ではあること?)基本的にはあまりないです。明らかにゆすりみたいなものですよね」

 送電線を通すために必要不可欠な隣の土地を、市場のおよそ10倍の値段で買い取れと要求してきたという三浦容疑者。男性がもっと値段を下げてくれるよう、会社に問い合わせると…。

 三浦容疑者:「10億円で買えないなら、通行料を払ってください。(通行料を)年間で数千万円は頂きます」

 男性は泣く泣く事業を諦めざるを得ませんでした。

■知人「投資の商品くらいにしか見てなかった」

 一方、購入した土地の売却に失敗した三浦容疑者は、その土地で自ら太陽光発電事業を行うことを計画。投資家から数億円を集めたといいます。しかし…。

 三浦容疑者の知人:「ここで大きく山を切り開くと、水害の可能性が高まるので、周りの民家の方々は反対していたようです。私ならば、この場所では太陽光は作らないと思います」

 知人男性によりますと、三浦容疑者の土地は「砂防指定地区」になっている水害が発生しやすい地域。地元住民からも猛烈に反対され、事業は頓挫しました。

 三浦容疑者の知人:「彼自身も実はこの地域に行ったことがないというふうに伺っていますので。地元を見ないで投資家の人に説明するっていうのは、太陽光を開発する事業というよりも、投資の1つの商品くらいにしか見てなかったのも問題だと思う」

■横領の疑い “借金返済”に充てられたか

 太陽光発電事業を巡り、複数のトラブルを起こしていた三浦容疑者。捜査の手が迫るなか、男性が2週間前に会った際には、余裕を見せていたといいます。

 三浦容疑者の知人:「『大丈夫ですか、三浦さん』って聞いたら、『自分は小物なんで、逮捕されることはないと思いますよ』とはおっしゃってました」

 本人の予想は外れ、7日に逮捕された三浦容疑者。2019年の太陽光発電事業を巡り、出資者から預かっていた4億2000万円を横領した疑いが持たれています。

 三浦容疑者の会社は自転車操業に陥っていたのでしょうか?特捜部は、集めた金が借金の返済に充てられたとみて捜査しています。

 三浦容疑者は逮捕後、弁護士を通じてコメントを発表しました。

 三浦容疑者のコメント:「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界にあって、当初予定された利益を生み出せなかった点について、反省すべき点はございますが、私は業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません」

(「グッド!モーニング」2023年3月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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