警察官“不適切な対応” タクシー暴行を「微罪処分」…青森県警「事案重く受け止め」(2023年3月1日)
タクシーが目的地に着いた時、トラブルが起きました。
運転手:「暴力はやめて…」
男:「暴力?おい、おめぇ、この野郎」
運転手は全治7日程度のけがをしたほか、車の一部が破損しました。
運転手:「お客さん、金持ってなかったのか?」
男:「今、家から持ってくるって、しゃべってるだろ」
青森市で起きた傷害事件。現場に駆け付けた警察官が、不適切な対応をしていたことが分かりました。
女性警察官(30代):「犯人を捕まえてほしいとなると、どうしても運転手さんも拘束しなければならない。なので、うちのほうで(男に)注意するので、それでもいい?『微罪』っていう処理があるので、それでもいいかな?」
提案した「微罪処分」とは、犯罪事実が極めて軽い場合などに適用されるもの。逮捕や書類送検はされません。運転手は会社のことも考え、男を逮捕するよう求めます。
運転手:「ちゃんとやっちゃったほうがいい」
警察官:「被害届出すっていうことだよね」
運転手:「後から、彼の対応見て…」
警察官:「さっき『微罪でいいよ』って言ったから、上司のほうに微罪でいいって報告してるんだけど…」
運転手:「訂正して、申し訳ないんだけど」
青森県警は、こうした対応が不適切であったとして、先月21日付でこの警察官を本部長注意の処分にしました。
事件については、被害届が提出され、傷害の疑いで1月27日に男が逮捕されています。
青森県警:「今回の事案を重く受け止め、今後このような事案が再発することがないよう、職員の指導教養に務めていきます」
(「グッド!モーニング」2023年3月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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