岸田総理ウクライナ電撃訪問を模索…“極秘”は可能?(2023年2月28日)
岸田総理大臣:「ウクライナ訪問について現時点では何も決まっておりませんが、諸般の事情も踏まえながら引き続きこの検討を行ってまいりたいと思っています」
早1年が過ぎたロシアによるウクライナ侵攻…。この間、イギリスやフランス、ドイツなど各国のトップが続々とウクライナを訪問、連携を強めてきました。
ただそんななか、G7(主要7カ国)のなかで唯一訪問していない国があります。それが…「日本」。外務省幹部によると…。
外務省幹部:「総理本人はかなり行きたがっている」
そして、実際にキーウ訪問となった場合、課題となるのが…。
自民党・茂木幹事長:「今、激しい戦闘状況が続いてる。安全面の確保、そして不測の事態の対応等、十分な配慮が必要なのは当然のことだと思います」
「安全面の確保」。そして、そのために必要なのが「機密保持」。
先週、大きな話題となったアメリカ、バイデン大統領のキーウ電撃訪問。実はこの時、訪問日はもちろんフライト時間などすべての情報が外部へ漏れないよう計画が進められていました。これには日本の政府関係者からも驚きが。
外務省幹部:「あそこまで機密扱いでやり切ったのはすごいこと」「秘匿性が高いということで驚いた」
しかし、一方の日本はというと、先月、一部のメディアが岸田総理のキーウ訪問に関する情報を報道。ツイッターでは疑問の声が上がりました。
ツイッターの声:「これってマスコミが報じるせいで訪問できないんじゃない?」「報道の自由もあるから政府の情報管理を徹底しなよ」
また、総理を含む閣僚の海外訪問については、国会での「事前了承」が慣例。安全確保の観点から、与野党から事後の了承を認める声が上がっていましたが…。
自民党・高木国対委員長:「今の状況を考えると、それ(事前了承)に当てはまらない場合もあるのかなと思うし、国会としてそういう対応はしていくのが、しかるべき姿ではないかなと思う」
国民民主党・玉木雄一郎代表:「事前にいつからいつまでどこに行くとか国会に知らせれば、当然マスコミの皆さんも知ることになりますし、G7の議長国として、ゼレンスキー大統領に現地で会っていないということは、国益や世界の平和と繁栄のためにもマイナスになる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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