マイナカード取得で“給食タダ”…市民団体「教育の機会均等に反する」 岡山・備前市(2023年2月16日)
3月までは、小・中学校の給食費や学用品費を無料にしている岡山県備前市。しかし、4月からは、世帯全員のマイナンバーカード取得を条件に無料化する方針を示しています。
吉村武司市長は、給食費は本来有償だとしたうえで、考え方をこう説明します。
吉村市長:「国がマイナポイントの付与を行っておりますが、考え方としては、それと全く同じ。インセンティブがマイナポイントになるか、給食費になるかの違い」
給食費などが無料になるのは、マイナカードの取得に伴う特典だというのです。
備前市の市民団体は、「マイナカードを取得しているかどうかで給食費に差が出るのは、教育の機会均等に反する」などと訴えています。
市の考えについて、街の声を聞いてみました。
60代 女性:「給食費とマイナポイントを一緒に考えるのはおかしいと思う。マイナカードを作らないとだめみたいな感じで。あるととても便利だが、それと給食費をくっつけて考えるのはおかしいと思う」
60代 女性:「(マイナカードに)入ったか入らないかで、子どもたちの給食の費用が無償化というのは、不平等ではないかと私は思う。(マイナカードに)入る方を増やすという意図が、すごく見える気がして。ちょっと違うのではと」
一方、自治体によって特色があっていいとする声もあります。
40代 男性:「(マイナカードの)取得率上げるため、独自で考えたことなので。目的があってやっていることなので、別にいいかなと思う」
この施策を含む備前市の新年度当初予算案は、20日に開会される定例議会に提案されます。
(「グッド!モーニング」2023年2月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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