「バザーやりたい」“貴金属”買い取り持ちかける謎の人物 目撃者は… 福島強盗殺人(2023年2月8日)
福島県で85歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、事件の数日前から周辺の住宅で貴金属の買い取り業者を装った不審な人物の訪問が相次いでいたということです。
次第に見えてきた犯行の詳細。今月3日に福島県いわき市で殺害された小松ヤス子さん。捜査関係者への取材で、頭を中心に上半身の複数の骨が折れていたことや手の指の一部が切断されていたことが新たに分かりました。犯人があえて傷を付けたのか、それとも抵抗する時にできた傷なのでしょうか。
近所でも資産家として知られていた小松さん。
近所の人:「古い人はほとんど知っていますね。自分、いっぱい(お金)持っているんだ。億万長者だって」
犯人もこうした情報を入手していたのでしょうか。
不審者が家に来た人:「バザーをやりたいと。何か品物あれば出してほしい」
貴金属の買い取りを持ち掛ける謎の人物が目撃されていました。いわき市で資産家で知られる高齢の女性が殺害された強盗殺人事件で、事件の数日前には実際には予定されていないバザーを名目に貴金属を買い取ろうとする不審者の情報が相次ぎました。
警察によりますと、男は周辺の住宅を訪れ「地元のスーパーでバザーを行うため貴金属を買い取る」「必要ないバッグやネックレスはないですか」と話したといいます。
住民の資産を探るため、買い取り業者を装ったのでしょうか。実際には、スーパーでバザーの予定はなかったということです。不審者に会ったという人から話を聞くことができました。
不審者が家に来た人:「(スーパーの)駐車場を借りてバザーをやりたいと。貴金属の時計とかがあれば出してほしい。いかめしいとか、人に恐怖を与える印象はない。穏やかな普通の人。他の家にも行ったようだ」
近所に住む70代の女性も。
70代女性の証言:「バザーやるから何か出せるものがないかと訪ねて来た。ポケットからネックレスや指輪が入った袋を見せてきた」
その人物は20代後半から30代くらいで、黒っぽい服装をしていて「なんでもいいから」としつこく聞いてきたといいます。最後に何かメモを取る様子もあったそうです。
別の70代の夫婦も似たような特徴の人物に話し掛けられ「ないです」と断ると、話が終わる前に足早に去っていったといいます。かかとの音がするような靴を履いていて、カツカツと音がしたそうです。
小松さんは資産家で知られる一方…。
近所の人:「(Q.小松さんはどんな生活を)すごいかたい生活。高価なものは買わない。パンも70円や60円を買う」
捜査関係者によりますと、犯人は金品の場所を分かっていなかったのか、小松さんの自宅はクローゼットや引き出しが開き、荒らされていたということです。
小松さんは複数の金融機関の口座を保有していましたが、これまでに不審な引き出しはないといいます。
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