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震源から遠くても大きな揺れ『長周期地震動』緊急地震速報に…どう変わる?(2023年2月1日)
緊急地震速報が変わります。1日から“長周期地震動”の発表が加わりました。
大きくゆっくり周期の長い揺れが続くのが、長周期地震動の特徴です。長周期地震動は、大きな地震のときに発生し、高層ビルなど高い建物を大きく揺らします。東日本大震災のとき、震源から遠く離れた東京都や大阪府でも、高層ビルなどが大きく揺れ被害が出ました。
緊急地震速報が出た場合、テレビ朝日では、長周期地震動が予測された地域も含めて、お伝えし、強い揺れの可能性がある地域に警戒を呼び掛けます。そのため、“震源に近い地域”と“遠い地域”が、同時に表示される場合があります。生放送中であれば、その後、例えば、東京に「通常の揺れ以外に、長周期地震動が発生する恐れもあります」とお伝えする場合もあります。
そして、これまでと同じく、通常の揺れがあった『地域』と『震度』をお伝えしますが、震度情報の約10分後、揺れの目安を示す『階級』を伝えます。長周期地震動は、特に高層ビルで強い影響を受けますが、そこでの揺れの大きさは、震度ではわからないため、『階級』という目安で表します。
階級は4段階あり、『階級1』は揺れを感じる程度、『階級2』は物につかまらないと歩くのが困難な揺れ。『階級3』以上になると、立っているのも困難で、固定していない家具が移動したり、倒れたりする揺れです。
緊急地震速報では、『階級3』以上の予測が出た地域が発表されます。東日本大震災のとき、東京では『階級3』、大阪市では『階級2』の揺れがありました。
緊急地震速報で、長周期地震動の情報が発信されたら、どう対応すればいいのでしょうか。
気象庁は、揺れを感じたら「家具などが落ちたり倒れたりしない場所で、揺れが収まるまで待つ」など、身を守る行動を取ってほしい呼び掛けています。また、普段からの備えとして、「通常の地震と同じく、家具などの固定」などを挙げています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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