3日で100件超、救助依頼相次ぐ 雪に埋もれた車を撤去…JAF過酷な現場(2022年12月21日)

3日で100件超、救助依頼相次ぐ 雪に埋もれた車を撤去…JAF過酷な現場(2022年12月21日)

3日で100件超、救助依頼相次ぐ 雪に埋もれた車を撤去…JAF過酷な現場(2022年12月21日)

 19日から続いた新潟県の「立ち往生」はおよそ1日半ぶりに解消されたものの、朝から長い渋滞の列ができました。昼ごろには立ち往生が解消した国道で再びトラブルが発生。身動きが取れなかった車が路上に放置されるなど混乱が続いていました。

 「立ち往生」が解消されても、大雪による混乱は続いています。24時間体制でドライバーの窮地を救うJAF。その現場に密着しました。

 21日午後1時すぎ、隊員が向かったのは、長岡市内の国道17号。26時間に及んだ「立ち往生」が解消されたばかりの国道でトラブルが起きていました。身動きが取れなくなっていたのは、白いレンタカーです。雪は車のフロントガラスをふさぎ、タイヤの高さにまで積もっていました。一体、何があったのでしょうか。現場に運転手の姿は見当たりません。

 JAF新潟支部長岡基地・小林勝也主任:「おそらく雪の壁にぶつかって、そのまま止めて置いておいた状態かなと。運転手はもう現場を離れました」

 運転していたのは新潟市内から帰省途中だった若い男性。車は何らかの原因で路肩に積もった雪に突入。その後、運転手は現場を離れ、車を2日間放置していたといいます。

 JAF新潟支部長岡基地・小林勝也主任:「何とか雪をどかせばいけなくはないと思うが、時間がかかる。鍵がない状態なので、ちょっと無理やり出す形になるかな」

 まずは、車の周囲に積もった雪をスコップで地道に取り除いていきます。隊員の背後は車の往来も激しく、ひと時も気は抜けません。

 JAF新潟支部長岡基地・小林勝也主任:「もう少し掘って…ちょっと休憩してもいいですか」

 手作業を続けること数十分。ようやく周りの雪をどかすことができました。次に車体にワイヤーを取り付け、車を引っ張り出すと、事故の痕跡が。前方部分、ぶつかった衝撃なのでしょうか、一部が壊れてしまっています。

 異例の大雪で、JAF長岡基地には3日で100件以上の問い合わせが殺到しているといいます。隊員は雪が落ち着いた後も慎重な運転を心掛けて欲しいと注意を呼び掛けます。

 JAF新潟支部長岡基地・小林勝也主任:「パッと見、もう雪がない状態なので、普通に走ってしまいがち。凍結という可能性がありますので、逆に雪がない時こそ気を付けてもらわないといけない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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