枝豆“半額”今年ならではのワケ…夏の天候不順と関係が“ウマい食べ方”話題に(2022年8月11日)

枝豆“半額”今年ならではのワケ…夏の天候不順と関係が“ウマい食べ方”話題に(2022年8月11日)

枝豆“半額”今年ならではのワケ…夏の天候不順と関係が“ウマい食べ方”話題に(2022年8月11日)

 夏の味覚「枝豆」がとてもお買い得で、通常の値段の半額で出している所もあるそうです。おいしいのに安い、今年ならではの理由に迫りました。

 ニンニクと鷹の爪で炒めた「ガーリック枝豆」。猛暑が続く8月、東京・恵比寿のハワイ料理店では、注文する人が増えています。

 Tsunami.EbisuTokyo・米川竜也店長:「暑くなってきてビールを飲む人が多いのでそれに合わせて出ることが多い」

 夏の味覚、枝豆。今年は異変が起きています。都内のスーパーを取材すると…。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「強烈に安い。ここまで枝豆の価格が下がるのも珍しい。高級枝豆で普通398円で売っていてそれが198円なのでまさに半額」

 群馬県産のブランド枝豆が、例年の半額に。他の産地の枝豆も、軒並み2割から3割、値下がりしています。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「間違いなく今がチャンス。このチャンスは逃さないでほしい。味が濃厚で甘みがあって香りも良い枝豆がいっぱい出ている。本当に『おいしい』。しかも『安い』」

 例年、お盆休みの時期は枝豆の需要が増え、相場が上がるといいますが、異例の格安となった訳とは…。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「全部で9種類。いまだかつて9種類を一度に売ったことはない。産地リレーというのがある。順番に色々出てくる。それが関東と東北が一気に出ている状態」

 本来、東北よりも関東の方が収獲の最盛期を迎えるのが早いはずが、今年はその時期が重なったといいます。

 塩野商店・塩野昌彦社長:「(Q.何というブランドの枝豆?)こちらは『天狗印枝豆』」

 最盛期が1カ月遅れた訳は、この夏の天候不順と関係が。

 塩野商店・塩野昌彦社長:「通常であれば7月から最盛期だったが、6月からの干ばつや7月の長雨、その影響がやっと終わって、今やっと本来の最盛期が1カ月遅れでやってきた」

 今年は6月が異例の猛暑となり、枝豆は高温障害に。7月は一転、長雨による日照不足で、収獲が遅れました。

 塩野商店・塩野昌彦社長:「普通にお湯で茹でて食べてもらうのが枝豆本来の味を一番味わえるのでおすすめ」

 他にも、枝豆の美味しい食べ方が、SNSで話題に。この夏、JA農協がおすすめしたのは。

 JA全農広報・調査部、福田敦子さん:「蒸し焼きにすると、とてもおいしく食べられる」

 枝豆の蒸し焼きです。作り方は、簡単。フライパンに枝豆を敷き詰め、半分くらい浸る量の水を入れます。少し隙間を開けてふたをし、5分ほど加熱。蒸し上がったら、塩をまぶして完成です。

 JA全農広報・調査部、福田敦子さん:「皆さん、驚かれるが味噌汁にさやごと入れるとおいしい出汁が出ておいしく飲める。暑い日が続くが、色んな食べ方で夏を乗り切ってもらえたらなと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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