「ネットが通じた!」 南極観測船「しらせ」オーストラリア大陸沖に到着 #shorts

「ネットが通じた!」 南極観測船「しらせ」オーストラリア大陸沖に到着 #shorts

「ネットが通じた!」 南極観測船「しらせ」オーストラリア大陸沖に到着 #shorts

テレビ朝日が同行取材している南極観測船「しらせ」の現在の甲板の映像です。2週間にわたる航海で海の向こうに見えてきたのはオーストラリア大陸です。

 2週間にわたる航海で海の向こうに見えてきたのはオーストラリア大陸です。

 突然のスコール。南国特有の雨が降り注ぎます。
 
 観測船「しらせ」。残された人類の未知なる世界・南極の調査が目的。

 日本を離れ、先週赤道を通過。南の楽園・バリ島付近を航行していると…。

 吉田遥記者:「すでに室内の気温29.7℃ですね。非常に暑いです。あまりにも暑いので扇風機を貸してもらいました」

 ちょっとした蒸し風呂状態に。

 「しらせ」船内には独特の施設も…。

 「しらせ」・松下博貞船務長:「まだ何もないんですが船内郵便局になっています」

 オーストラリアで補給後、ここは郵便局として稼働。年末には年賀状も出せます。

 ただし…。

 「しらせ」・松下博貞船務長:「(Q.届くのは?)去年の場合は4月になってから。遅いんです」「人用のエレベーターはこの船しかないです」

 ドアを開けるとそこはエレベーター。

 「しらせ」・松下博貞船務長:「(Q.何階建てなんですか?)7階建てになります。白い箱、左右にあるんですけど、ヒーリング装置のタンクになってます。丸い管を通って中にある水が行き来し船を揺らします。(Q.逆に揺らすようになってる?)揺れないではなく揺らす装置が付いている」
 
 氷の中で動けなくなった場合、船を揺らし隙間を作り抜け出します。さらに船首部分から海水を吹き出し、氷に乗り上げ押し潰しながら進む装置も備わっています。

 1956年から行われている日本の南極調査。観測船「宗谷」は砕氷船とは違い氷を割りながら進む能力はありませんでした。
 
 戦後といわれた時代。未知なる大陸に挑戦することは希望の光でもありました。

 「人類の未来への貢献」。当時からその目的を掲げ日本の南極観測は始まったのです。

 そして現在、南極は気候変動の兆候が現れ始めています。

 世界気象機関、事務局長:「南極の海氷の融解も始まっています。過去にはなかったものです」

 世界気象機関は急激に南極の氷が溶け始めていると警告。南極の氷が解けると世界の海面上昇につながり、予測不能な気象変動を招く可能性も。

 南極の氷の調査などを行う、観測船「しらせ」。常に行動を共にする67人の隊員たち、「観測隊公室」と呼ばれる部屋で食事。同行する記者たちも同じ釜の飯を食べます。

 それぞれの名前が書かれた「札」を裏返すことで食事を取ったことを報告。

 オーストラリアが近付き始めたころ。家族への連絡。ネットが通じ、一斉にパソコン画面を開く隊員たちの姿がありました。/a>

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