“中国版＃MeToo運動の象徴” 女性の控訴審、厳戒警備の中開かれる｜TBS NEWS DIG
国営メディアの有名な男性司会者からセクハラを受けたと訴え、中国での、いわゆる「＃MeToo」運動の象徴とも言われた女性の控訴審が開かれました。
中国国営テレビでインターンとして働いていた周暁璇さんは2014年、有名な男性司会者から無理やりキスされるなどのセクハラを受けたとして男性を訴えていましたが、去年「証拠不十分」を理由に訴えが退けられ控訴していました。AFP通信によりますと、控訴審は10日に開かれたということです。
記者
「交差点に警察官の姿が見えます」
裁判所の一帯には規制線が張られるなど、警備が強化され近づけなくなっていました。
性的被害を受けた女性たちが声をあげる、「＃MeToo」運動の中国での象徴と言われてきた周さん。自らの行動をこう振り返っていました。
周暁璇さん
「最も重要なことは、この問題を提起することを4年かけてできたことで、すべては有意義だった」
中国国営メディアによると、控訴審は非公開で行われ、裁判所は「周さんが提出した証拠ではセクハラ行為を証明するには不十分だ」などとして一審判決を支持し、再び訴えを棄却したということです。
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