緊張高まる朝鮮半島 挑発いつまで?“力で黙らせる”韓国の対応は?(2022年11月4日)
米韓による圧力と北朝鮮の反発はいわば「いたちごっこ」状態と言えますが、今後エスカレートする可能性はあるのでしょうか。
(井上敦記者報告)
今後、緊張はより高まっていくとみられます。
3日のICBMを含む弾道ミサイル6発の発射に対し米韓は訓練を延長し、世界最強の戦略爆撃機まで朝鮮半島に飛来させることを決めました。
つまりこれが、今回の米韓の「対抗措置」です。
一方、金正恩総書記からすると、ただでさえ脅威となる最新鋭ステルス戦闘機が訓練で頭の上を飛ぶなか、更に「死の白鳥」まで来るというのは大きなストレスになります。
今後、ミサイルの追加発射に加え、7回目核実験や境界近くの島などへの砲撃などにも発展しそうな情勢です。
(Q.今後、韓国はどのように対応していくのか?)
今後も強硬姿勢で臨んでいくことは変わらないと思います。
なぜなら、尹大統領は米韓同盟強化で北朝鮮に対抗し、簡単に言えば「金正恩総書記を力で黙らせる」ことを目指しているからです。
また政治的な背景として、支持率低下に苦しむ尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領としては、梨泰院(イテウォン)の大事故で警察や政府の責任論も出るなか、対北朝鮮では保守の大統領として強いリーダー像を示したいところでもあります。
このため今後、北朝鮮が核実験や地上攻撃に踏み切れば、韓国もより強い対抗措置を取ることになると思われます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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