長男失った男性「僕を潰しにかかった」旧統一教会“反論会見”元妻の映像も(2022年10月20日)
政府が、解散命令請求に向けて調査する方針を示して以降、初めて、旧統一教会が会見を開きました。
勅使河原秀行教会改革推進本部長:「仮に、この質問権が実際に文部科学省、あるいは文化庁から来た時は、誠実にその質問に対して対応させていただきます」
その後、献金の奨励禁止や過度の献金はいけないなど、改革を進めていると説明しました。
さらに、改革の一環として、2世信者を幹部クラスに登用すると発表しました。
勅使河原秀行教会改革推進本部長:「同じような悩みを今、抱えている2世信徒さんに対応するには、彼らが最もふさわしい。2世信徒が様々考える意見も、彼らであれば吸収しやすい、彼らであれば色んなことを理解してあげられる」
彼らを、新たに教区の責任者とし、2世信者の悩みに応えることが狙いだと説明しました。
元妻が教会の信者で、高額献金被害などを訴える、橋田達夫さん(64)。教会は元妻を使って、橋田さんの主張に反論しました。
橋田さんの元妻:「(Q.橋田達夫さんとの関係は?)元夫です。(Q.入会後、毎日教会に行っていて、家を空けていたのでしょうか?)あり得ないです。教会に行けるというのは、月に1回2回行けるかな、行けないかなぐらい」
元妻が反論することを、橋田さんは知らされていませんでした。
橋田達夫さん:「最初は他人と思いました。普段は化粧をしなくて、あんな服も持っていない。あんな白い服なんか持っていない。あれは教団カラーというか」
さらに、元妻の反論は続きました。
橋田さんの元妻:「(Q.田んぼを売却された経緯は?)息子が嫌がったんです。何かちょっと霊的な子で、あそこに行くのを嫌がって『お母さん売ったらええよ』と言うんですよね。先祖代々受け継いだ土地で、私が母親から相続した土地なので、はっきり言って売りたくなかったんですけど、長男が『お母さん売ったら?』ってあんまりに言うもんですから。『あなたがそこまで言うなら売ろうか』という感じで売ったんですけど」
橋田達夫さん:「異常。彼女が子どもを育てたんですよ。それで子どもがよくなりますか?僕の気持ちも分かったふうに言うけど、彼女は子育てできますか」
元妻の反論を、会見という公的な場で流したことについて、教会側はこう説明しました。
勅使河原秀行教会改革推進本部長:「ご主人が一方的にそういう手段・方法(メディアに出る)を取っておられる以上、やむを得ない選択だった。報道の皆さんに特にお願いしたいのは、片方だけの言い分だけで番組を作ったり、報道するのは一方的ではないかということ。彼(橋田さん)が嘘をついているかどうかは分からないです。事実と全く違うことをもし言うとすれば、反論する必要があるのではと、私の中にはあるんですよ。言論の自由は、嘘をついていいという自由じゃないはず」
ただ、橋田さんの抗議活動については、圧力をかけていないと主張しました。
勅使河原秀行教会改革推進本部長:「(Q.16日の夕方に橋田さんの自宅に訪れた時に『マスコミに出ないでほしい』というようなことを橋田さんに言ったか)言ってません。私はそんなことを思っていないので、そういうことは言いません」
会見を見て、橋田さんは、思いを新たにしたといいます。
橋田達夫さん:「もうこれは卑劣ですよ。僕は『出て行ってやる』と。教団が自分たちの生活を守るために、解散命令を出さないために、僕を潰しにかかった。(Q.怖さは)ないない、そんなもん。僕らの命あと10年。息子は命を絶っています。命なんか関係ない。生きて徹底的にやる」
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