【旅行支援】東京も開始 一部で混乱…「準備期間足りない」クーポン間に合わず延期も【もっと知りたい！】(2022年10月20日)
いよいよ20日から、東京でも始まる「全国旅行支援」。期待が膨らむ一方で、一部のホテルでは準備が間に合わず、早くも混乱が起きています。
■「ただいま東京プラス」開始も…ホテル延期
19日、都内にある高級ホテルでは、宿泊予約の電話が鳴り続き、オペレーションスタッフが対応に追われていました。
次々に入る問い合わせ。しかし、その内容をよく聞いてみると…。
ホテル椿山荘 東京・電話対応スタッフ：「全国旅行支援ですが、10月24日の正午より、ホームページにて予約開始の予定でございます。まだ受け付けは開始しておりません」
東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」のスタートが、20日からではなく、24日からになるというのです。
■詳細発表から2週間「準備期間足りない」
このホテルでは、20日から始められない“ある事情”があるといいます。ホテル側に話を聞きました。
ホテル椿山荘 東京・武村美紀さん：「まず東京都のほうに申請をして、私どもは予算が割り振られますので。早く情報が頂ければ、その分、準備の時間が早くできますけれども…」
東京都が「ただいま東京プラス」の詳細を発表したのが、今月7日。そこから2週間弱でのスタートとなったことで、ホテル側は、予約の受け付けやプランの変更対応など十分な準備ができず、“来週のスタート”に遅らせる決断をしました。
準備期間が足りなかったものは、他にもありました。
武村さん：「クーポンを使える店舗ごとに、登録というか申請が必要なんです。そこが東京都に申請をして、予算の配分とはまた別の動きで…」
利用者へ配布するクーポンについても、QRコードや対応端末の準備を進める時間がありませんでした。
■「“雲海”見下ろす特別プラン」用意
24日から始められるよう、現在、急いで準備を進めているホテル側。特別なプランも用意しています。
都心で「雲海」を見下ろせる部屋に宿泊できるプラン。1室2人で利用した場合、通常およそ12万円ですが、ホテル独自の割引で7万円になります。
そこに「ただいま東京プラス」を適用することで、料金は2人で6万円となり、1人最大3000円のクーポンも付いてきます。
武村さん：「これで全国からのお客様をお迎えできるということで。まだ東京雲海を見たことのない方や、やっと東京に行けるという方には、ぜひお越し頂きたいと思っております」
■「都から承認が来ない」ホテル困惑
「ただいま東京プラス」への対応に頭を抱えるホテルは、他にもありました。
このホテルは、1室2人で利用した場合、通常1人あたり1万2000円。「ただいま東京プラス」に加えて、都民割も使えば、およそ90％引き、1人1200円で泊まれるのですが…。
THE LIVELY 東京 麻布十番・保坂憲司支配人：「（東京都の）事務局のほうから審査が承認されたという連絡が来ていない。多くのホテルが申請しているので、そこの煩雑な作業が追い付いていないと考えている」
■旅行会社 “連日対応”で忙しさに拍車
不安を抱えたまま対応にあたっているのは、ホテルだけではありません。都内にある旅行会社を取材しました。
電話対応スタッフ：「ご予約されていますのが、10月28日、羽田から旭川と、10月31日の旭川から羽田でお間違えないでしょうか？」「こちら4名様でお取りしていますが、この中でコロナ陽性になったお客様がいらっしゃるということでしょうか？」
11日から始まった全国旅行支援。連日、その対応に追われるなか、20日から始まる「ただいま東京プラス」の問い合わせも増えていて、忙しさに拍車が掛かっているといいます。
アドベンチャー・伊澤百合子さん：「自治体ごとでシステムの要件なども違いますし。そういったところに対応するなかで、“バグ”などが発生してしまうと、お客様にも迷惑が掛かってしまいますので。最後までそういったご迷惑が掛かることがないように、確認をさせて頂くことになります」
（「グッド！モーニング」2022年10月20日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
