コロナ前よりホテル高騰も GWは都内で満室相次ぐ…節約派から注目「カプセルホテル」(2023年4月25日)

コロナ前よりホテル高騰も GWは都内で満室相次ぐ…節約派から注目「カプセルホテル」(2023年4月25日)

コロナ前よりホテル高騰も GWは都内で満室相次ぐ…節約派から注目「カプセルホテル」(2023年4月25日)

 今週末に迫ったゴールデンウィーク。首都圏へ旅行しようという人が急増し、東京のホテルでは予約の争奪戦が起きているといいます。宿泊費の高騰で、都内への旅行を諦める人も多くいることが分かりました。

■平均客室単価“2万1587円” コロナ前より高く

 都内旅行を断念 加藤慎涼さん(宮城在住):「新宿辺りに泊まろうと思っていたが、通常1泊6000円~7000円で泊まれていたホテルが、1泊2万円くらいになっていたので、ちょっとびっくりした」

 こう話すのは、宮城県に住んでいて、5月3日から4日間、都内への旅行を考えていた加藤さんです。

 加藤さん:「往復の新幹線代も入れると、10万近くかかる予算になるので。ちょっとした海外旅行に行けそうな金額だと思って」

 想像以上のホテル代の高騰に、都内への旅行を断念しました。

 アメリカの調査会社が東京都内のホテルの客室単価について調べたところ、今年1月から3月までの平均客室単価は2万1587円。コロナ前の2019年と比べても、3175円高くなっています。

 上層階からは、スカイツリーも臨めるホテルでは…。

 MIMARU SUITES 東京浅草・明石真実さん:「5月3日が現在、現在満室になっていて。4日があと1部屋空きがございます」

 今週末から始まるゴールデンウィーク期間中を含め、多くの日が予約で満室状態に…。外国人観光客を中心に価格が高騰するなかでも、人気を集めていました。

■節約派から注目 “ファーストクラス”宿泊気分

 一方、出張のビジネスパーソンや観光でやってくる学生など、少しでも宿泊費用を抑えたい層から注目されているのが…。

 ファーストキャビンHD・小林千花取締役:「このお部屋自体をキャビンと呼んでおりまして、飛行機のファーストクラスをイメージしたコンセプトになっている」

 飛行機のファーストクラスを模したここは、実はカプセルホテル。大部屋に簡易的なベッドが設置されているだけのイメージがあるカプセルホテルですが、実は今、個性あふれるホテルが続々と、登場しているのです。

 荷物の収納場所もしっかりあるほか、男女のフロアが分けられているため、女性も安心して宿泊することができます。気になる1泊の料金は…。

 小林取締役:「ファーストクラスのお部屋で、1泊5000円前後で提供している」(※時期によって価格変動あり)

■“カプセルホテル”で乾杯! ラウンジで交流

 まるでパブのような雰囲気の場所。実はここも、カプセルホテルなのです。

 ザ・ミレニアルズ渋谷 黒澤アキさん:「宿泊して、友達を作ることができる。友達になって、外に出て行かれたり」

 体を休めるだけでなく、ラウンジを設けて交流の場を提供。外国人観光客からも人気を集めています。

 スイスからの宿泊客:「人と出会えるし、話しやすいね」

 ドイツからの宿泊客「いい経験になると思います」「(Q.1杯目?)実は2人とも3杯目」「私たちドイツ人だから、ビール!」

 ビールは夕方から2時間、飲み放題。宿泊費は、1泊1万1000円からとなっています。

 セルフキッチンやコワーキングスペースなども備え、他の宿泊客との交流を楽しめるのが魅力です。

 その一方で、部屋はプライベートを重視しています。

 黒澤さん:「大きくスペースを作ることによって、一人で楽しんでいただく、リラックスしていただく」

 さらには、インターネットを利用し、iPodで、すべて操作できるようになっています。

 照明の操作や、ベッドの傾斜を変化させて、目覚まし代わりに起こしてくれるよう設定することもできます。

 黒澤さん:「カプセルホテルは泊まりやすくて、友達を作りやすい。コミュニティー作りにいいんじゃないかなと思います」

(「グッド!モーニング」2023年4月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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