電動キックボード初の死亡事故…モビリティの未来は? (2022年9月30日)
今月25日、初めての死亡事故が発生した電動キックボード。今、その安全性について議論が広がっています。
事故が起こったのは東京・中央区のマンションの駐車場。
52歳の男性が運転中に車止めに衝突し転倒。頭を打ち、その後、死亡が確認されました。
男性が乗っていた電動キックボードは、国の実証実験として認可を受けた事業者「LUUP」が貸し出したもので、ヘルメットの着用は任意。
警視庁によると、男性はヘルメットを着用していませんでした。
さらに、ビールを飲んだ後に運転していたとみられ、現場の状況などから、酩酊状態だった可能性が高いということです。
事故を受け、ツイッターでは電動キックボードの危険性を叫ぶ「あんな危険な乗り物を公道で走らせちゃダメ」「ヘルメットは必要でしょう」といった声が。
しかしその一方、「電動キックボードそのものが悪いわけではなく、飲酒していたことが問題」「飲酒していたら乗れない仕組みを考えるべき」といった声も。
現在、実証実験中の電動キックボード。
自動車ライターで、自らも電動キックボードを愛用している渡辺たかとしさんは、今回の死亡事故だけでは、実証実験を失敗と言いきることはできないといいます。
自動車ライター・渡辺たかとしさん:「(Q.この一件で実証実験は失敗に?)ならないと思います。これ(電動キックボード)を使うと、どれくらい事故が増えるかとか、交通違反が増えるかとか、どんな人が出てくるかというのをあぶりだすのが実証実験。実証実験をやっている人たちが、どのくらいだったら良しとするのか判断する」
電動キックボードは本当に危険な乗り物なのか。
安全に利用するためにはどのようなルールが必要なのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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