パキスタンで豪雨 死者900人以上 3000万人超が被災(2022年8月27日)
パキスタンでは6月から続く豪雨で各地で洪水が発生し、これまでに900人以上が死亡、3000万人以上が被災する事態となっています。
パキスタン北西部の観光地・カラムでは26日、現地で有名な高級ホテルが豪雨で増水した川の激流によって倒壊しました。
ロイター通信などによりますと、雨季を迎えたパキスタンでは6月から続く豪雨で各地で洪水が発生し、6月中旬以降の死者数は子ども343人を含む937人に上っています。
また、3000万人以上が被災し、住宅22万棟と150近い橋が破壊されたほか、農作物や家畜が壊滅的な被害を受けているということです。
政府は非常事態宣言を発令し、シャリフ首相は国際社会に支援を訴えています。
パキスタンでは例年、7月から雨季に入りますが、今年は6月から豪雨が続いたということで、科学者は「気候変動が要因だ」と指摘しています。
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