全国の広範囲で“災害級大雨” 東北北部は再び大雨に警戒(2022年8月18日)

全国の広範囲で“災害級大雨” 東北北部は再び大雨に警戒(2022年8月18日)

全国の広範囲で“災害級大雨” 東北北部は再び大雨に警戒(2022年8月18日)

 前線や低気圧の影響で大気の状態が不安定になり、18日は全国各地で激しい雨が降りました。記録的な大雨に見舞われてきた北日本でも片付けに追われるなど、影響が広がっています。

 扉の向こうには想像を超えた光景が…。

 18日午前9時ごろの富士山の御殿場口です。救助が困難になるため、警察は登山の中止を強く呼び掛けています。

 横浜市では、大雨でこんな現象も…。

 千葉県では、横殴りの大粒の雨が。まるで台風のようです。

 神奈川県相模原市では、通勤時間帯に雨脚が強まりました。

 路上を打ち付ける雨で、視界は真っ白に…。車も、ライトなしでは走ることもままならないようです。

 大きな荷物を抱えた男性は、傘も差さず、小走りで屋根の下へ。雨を見越して出掛けた人も…。

 低気圧や前線の影響で、18日は西日本から北日本にかけて大気の状態が不安定になりました。

 新潟県の佐渡島では、24時間に60ミリの雨が降りました。

 排水できなくなった水が絶え間なくあふれ出し、道路はたちまち水浸しになりました。

 凄まじい勢いで用水路を流れる水。17日、一部で避難指示が出された石川県輪島市は、18日も雨に…。

 山からは、茶色く濁った水が滝のようにあふれ出し、川へと流れ込みます。水位は危険なレベルにまで達しようとしていました。

 度重なる大雨に見舞われてきた、東北北部。

 18日夜にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る可能性があります。

 先週の記録的な大雨で、住宅の浸水などの被害を受けた鰺ケ沢町。町の人は、冷たい雨に打たれ、歩道に積もった泥の片付けに追われました。

 心配なのは、さらなる河川の増水です。

 先週、鉄橋が折れ曲がるなどの被害があった中村川。

 川の水かさを、通常時と比べるとご覧の通り。水はなかなか引かず、危険な水位のままです。堤防には土嚢(どのう)が積まれ、大雨に備えています。

 農作物への被害も深刻です。

 弘前市の畑では、手塩にかけたトウモロコシが無残な姿に…。

 農家:「風と雨で倒れてこうなっちゃう」「(Q.収穫量は?)半分くらいかな。これから実が入らないと全滅ですけどね」

 17日夜、記録的短時間大雨情報が発表された関西。この影響で土砂災害も起きています。

 滋賀県内の高速道路では、のり面が幅およそ30メートル、高さおよそ20メートルにわたって崩落。復旧のめどは立っていません。

 広島の神社は雨による、思わぬ被害が。

 近隣住人:「ドーンという音がした、事故かなとは感じたけど。いつも見ている姿がなくて驚き」

 強い雨が降った地域では今後も、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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