ウクライナ侵攻で核軍縮に影 NPT会議で総理が演説へ(2022年8月1日)
先月31日午後、岸田総理大臣がアメリカ・ニューヨークに到着しました。
目的はNPT(核拡散防止条約)の再検討会議への出席。日本時間の1日夜、日本の総理大臣として初の演説を行います。
NPTの主な役割は核を持つ国を増やさないこと、また、核保有国のアメリカ、ロシア、中国などを認める一方、核装備の制限・削減に取り組むことです。
そして今回、焦点となるのが…。
プーチン大統領(4月):「必要があれば、我々は他国が持たない手段を用いるまでだ」
ウクライナ侵攻でロシアがちらつかせる核兵器の使用。
“核戦争”の脅威が高まるなか、演説に立つ岸田総理は一体、何を訴えるのでしょうか。
出発前には、こんなことを話していました。
岸田総理大臣:「強い危機感を持ってニューヨークに向かおうとしています。核兵器のない世界に向けた機運をぜひ反転させて、そして再び盛り上げていく、こうした機会にしたいと強く願っています」
果たして唯一の被ばく国、日本の総理の言葉はどんな影響力を持つのか…。
以前、番組に出演した防衛研究所の高橋防衛政策研究室長は…。
防衛省防衛研究所・高橋杉雄防衛政策研究室長:「総理の考えや政府の考えは国民の考えを反映するものなので、社会レベルで議論はあっていいと思う。ただし、その議論は正しい知識に基づいて行われるべき」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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