街の名店パンを一挙に! 移動式パン屋さんの画期的サービスとは?(2021年12月28日)

街の名店パンを一挙に! 移動式パン屋さんの画期的サービスとは?(2021年12月28日)

街の名店パンを一挙に! 移動式パン屋さんの画期的サービスとは?(2021年12月28日)

 色んな名店のパンが食べられると人気になっています。お客さんを笑顔にするだけでなく、小さなパン屋さんの売り上げにも貢献する画期的なサービスとは。

 家族でワクワクしながらパン選び。様々なパンが並んでいるのは車の中。行列ができる移動販売のパン屋さんです。

 大人気の訳は・・・。

 店員:「きょうは3店舗」「(Q.色んなパン屋さんがあるんですね)きょうの朝、出来立てを仕入れている」

 店のコンセプトは「人気店のパン集めました」。

 今月からスタートしたのは街の名店パンが一挙に買える移動式のパン屋さん。その名も「マルシェベーカリー」。

 都内の拠点から車が出発し、東京と千葉、5つの店舗でパンをピックアップしていきます。販売場所は住宅地のマンションや公園で曜日ごとに変えていきます。

 日替わりで3店舗のパンおよそ30種類を販売。1週間で延べ160種類を取り扱っています。

 コロナ禍でおうち時間が長引くなか、直接、買いに行けない店のパンを食べ比べできるのが好評です。

 さらに・・・。

 マルシェベーカリーメロー広報担当・城後幸代さん:「子どもを抱っこして(家からパン店まで)15分の距離を歩くのは、結構しんどいという声もあったりして、パン屋さんが自分のマンションの下に来てくれるとすごく便利になったという声がたくさんある」

 街の小さなパン屋さんにも大きなメリットがあります。

 3年前に念願の店をオープンした三浦さん夫婦。移動式のパン屋さんに商品を提供しているワケは・・・。

 パン工房シエル・三浦智広店主:「夫婦2人でやっているので、なかなかパンを届けに行ったりできない。どうしたら良いかなと考えている時に話をもらった。今、コロナの状況でなかなか外に出られない人も多いので、少しでもそういう人たちが買いに来てもらえたら良いかなと」

 移動式のパン屋さんがそれぞれの店舗からパンを買い取る仕組みです。

 そのため、店側は配送コストの負担がゼロ。売り上げアップに加え販路も拡大。大きなメリットが3つも。

 続いて移動販売車が向かったのは大きなマンションが立ち並ぶエリア。

 その一角のパン屋さんはコロナ禍での変化に対応するために参加。

 LITTLE BY LITTLE・中里昴平社長:「住宅街にあるので、在宅ワークの途中に来てくれて良かったが、今コロナが落ち着いてきて、また生活の様式が変わっている。変化の段階でお客さんが減っていた」

 街のパン屋さん、お客さん、移動販売車、3者にとってメリットがある画期的な販売方法です。

 専用のアプリで予約して取り置きも可能。

 今後は提供するパン屋さんを増やして販売場所も広げていく計画だといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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