総務大臣がKDDI非難「責任十分果たしたと言えない」(2022年7月6日)
大規模な通信障害の発生から、およそ86時間。
KDDI・吉村和幸専務:「障害発生前の状況に戻りましたことを確認できましたので、皆様にお知らせします」
KDDIは5日午後3時36分に、音声通話、データ通信ともに全面復旧したと発表しました。問い合わせは、9万6700件以上あったということです。
119番通報など、影響は多岐に及びました。復旧に至るまでの間、総務省、消防庁は、別の会社の携帯電話や固定電話を使うなどの対応を呼び掛ける事態になりました。
気象庁では、一時アメダス観測点のおよそ550地点で、気象予報に欠かせないデータの配信などができなくなりました。
斉藤鉄夫国土交通大臣:「損害賠償については、気象庁において、KDDIとの契約に基づき適切に対処して参りたい」
金子恭之総務大臣は、厳しい表現でKDDIを非難しました。
金子恭之総務大臣:「今回の通信障害による影響の大きさや、復旧作業が終了したと公表した後も、音声通話が利用しづらい状況が長時間継続したことを踏まえれば、利用者目線で見て、両社(KDDIと沖縄セルラー)が通信事業者としての責任を十分に果たしたとは言えない」
KDDIは今後、影響の範囲を確認し、通信が利用できなくなったユーザーへの補償については、「早急に検討していく」方針を明らかにしました。
(「グッド!モーニング」2022年7月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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