【事故】体長２ｍの虎が…飼育員３人骨折などのケガ
栃木・那須町の那須サファリパークで５日朝、飼育員３人が体長およそ２メートルのトラにかまれ、ケガをしました。通常、トラは施錠された獣舎の中に入れられているといいますが、獣舎の外にトラがいて、開園準備中の飼育員が襲われたというのです。
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那須サファリパーク 葛原直人支配人（午後３時４０分ごろ）
「大事な３人の飼育員ですね。なんとか容体がわかって、回復を願っております」
飼育するトラに２０代の飼育員３人が襲われた“痛ましい事故”。
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「この度は大変お騒がせしまして、ご心配をおかけしまして、大変申し訳ございませんでした」
現場は、７０種類・７００頭羽の放し飼いの動物たちをクルマなどから間近に楽しめる那須サファリパークです。消防に通報があったのは、午前８時半すぎでした。
那須サファリパーク従業員
「２６歳の女性がトラに襲われた」
那須サファリパークによりますと、当時、トラの獣舎内で開園の準備をしていた２０代の飼育員・男女３人が、頭部や上半身をトラにかまれたということです。
飼育員を襲ったのは、体長約２メートル、体重が１５０キロほどある１１歳のオスのベンガルトラです。３人は病院に搬送されたといいます。
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「（３人とも）上半身・頭部の骨折、裂傷」
開園前のサファリパークで何があったのでしょうか――
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「本来はボルタ（トラ）がこの部屋（獣舎）にいると」
ただ、事故当時は――
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「このあたりで（獣舎の外の通路）襲われたと」
通常、トラは指定の獣舎の中に入れられ、扉は施錠がされているといいます。しかし、５日は、トラ担当の２６歳の女性が開園準備をしていると、獣舎の外にトラがいて襲われたというのです。
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「他の２名に関しては、女性社員を助けようと後から入っていった」
トラが獣舎の外にいた理由については――
「Ｑ．（獣舎には）錠もしてあったと？」
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「そうですね」
「扉の鍵はしまっていた」といいます。そのため考えられるのが――
那須サファリパーク 葛原直人支配人
「（きのう）本来はここ（獣舎）に収容するはずが、収容していない可能性がある」
４日の時点で、トラが獣舎に入っていなかった可能性もあるとしました。那須サファリパークは、事故原因を究明するとしていて、営業再開については、メドがたっていないとしています。
（2022年1月5日放送「news every.」より）
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