【独自】市長が『農家しか住めない住宅に居住』…“釈明”矛盾する資料判明で本人直撃(2022年6月13日)
京都府亀岡市の市長が、農家以外は住めない住宅に長年住んでいた問題。当時の市長の釈明と矛盾するともとれる資料が新たに見つかりました。
亀岡市の桂川孝裕市長をめぐっては5年前、農家しか住めない区域に住宅を新築し、約20年間住んでいた問題が発覚。市長は議会や記者会見で謝罪しました。
市長の住宅は、自然環境を守るために開発が制限され税金も一部免除される「市街化調整区域」にあり、都市計画法は、住宅を建てたり住んだりできるのは原則農家のみと定めています。
当時、違法状態を指摘された市長は「知り合いの農家が建てた家を購入すれば、そこに住んでも問題ないと思った」と釈明していました。
(亀岡市 桂川孝裕市長 2017年)
「農業従事者の方が建てられたものを私が取得したという思いをもっておりましたので、違法という認識はなかった」
しかしMBSが入手した資料には市長のこんな発言が掲載されていました。
【MBSが入手した資料に書かれていた市長の発言】
「5回以上の設計変更を行い、家造りにとりくみました」
「念願のマイホームが完成」
桂川市長自らが設計から建築まで関わったというのです。記者会見での「農家が建てた」という説明と矛盾することについて、今年6月13日、記者が市長に直撃すると…。
(市長)「(建築済みの)建売ではないですから、(不動産業者と事前に)『どんな家を建てますか?』という相談はしますし、そういう状況だと思います」
(記者)「事実上建てたということでは?」
(市長)「建ったものを私は買ったんです」
(記者)「農業従事者じゃないと住めないということは知っていたんですね?」
(市長)「住めないのは知っていましたよ。まぁでも農業従事者じゃない人でも住んでいましたよ、この地域には、いろんな人が」
亀岡市議会では6月14日、農家に名義だけを借りた疑いがあるとして市長を追及する方針です。
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