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学校給食の“黙食” 「異常な状況」緩和の動き・・・専門家「段階を踏む必要」(2022年6月13日)
懐かしい、にぎやかな学校給食の風景。新型コロナウイルスの感染防止対策として義務付けられた“黙食”は、およそ2年にわたって続けられています。
こうしたなか、黙食の見直しを検討する自治体も出てきました。
福岡市・高島宗一郎市長:「何も言わずに、教室の中で皆がシーンとして食べるっていうのは、コロナという緊急事態に応じた、やはり異常な状況だと思う」
福岡市では今後、専門家の見解を聞いたうえで、具体的な方針を固めていくということです。
こうした動きに対して、松野博一官房長官は10日、文部科学省の衛生管理マニュアルを踏まえたうえで「地域の実情に応じて、適切に対応してほしい」と述べました。
松野博一官房長官:「学校給食は、学校生活のなかで、子どもたちが楽しみにしている時間。学校においては、感染対策と教育活動の両立が求められていることから、基本的な感染対策を徹底していく必要がある」
街の人からは、次のような声が聞かれました。
“黙食継続”派・中学1年生:「(給食は)皆、黙って食べています。小学校のころもそうだったが、そんなに変わらないから」「(Q.給食について希望は?)特にない」
“黙食継続”派・母親(40代):「今のままでもいいのかなと。コミュニケーションが他で取れていれば、いいのかなと思う」
“黙食継続”派・父親(50代):「(Q.2年になるが、黙食はもういい?)ちょっと難しい。いいとは言えない。(娘が)まだ注射を打っていないので、ちょっと心配といえば心配。(見直しは)コロナがちゃんとしてからのほうがいいのかなと」
“黙食緩和”派・小学1年生:「(黙っているのは)ちょっとつらい」「コロナがいなくなったら」「うれしいと思う。だって、しゃべれるから」
“黙食緩和”派・父親(40代):「(コロナは)あまり心配ない。もう気にしていても、しょうがないのでは」
“黙食緩和”派・小学6年生:「今は、ちょっとさびしい。グループで皆でわいわいして、いっぱいお話したらいいなって」
“黙食緩和”派・母親(30代):「黙って食べているというのは、雰囲気がおいしく感じないのではないかと思う」
一方、専門家は、黙食の見直しをするには、段階を踏む必要があると指摘します。
長崎大学病院・森内浩幸教授(小児感染症学):「体育の時、運動の時などにマスクを着用するのは、本当に危険なので。次のステップとして、給食中のことについても、考えるという流れのほうが、子どもの間での感染、さらに自分たちも感染するかもと思っている大人たちの不安感をぬぐい去るうえでは、大事ではないのかなと思っています」
(「グッド!モーニング」2022年6月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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