約3400年前の“王国の遺跡”が突如出現! 歴史的発見に(2022年6月10日)

約3400年前の“王国の遺跡”が突如出現! 歴史的発見に(2022年6月10日)

約3400年前の“王国の遺跡”が突如出現! 歴史的発見に(2022年6月10日)

 10日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「古代都市出現」です。3400年ほど前に栄えた王国の遺跡がある理由で突如姿を現して、注目を集めています。一体、どういうことなのでしょうか。

 イラクのクルディスタン地方で撮影されたおよそ3400年前の古代都市は元々、チグリス川の中にありましたが、突如として出現したのです。

 発掘現場からは陶器の器・・・。さらに、くさび形文字が刻まれた100枚以上の粘土板などが発見されました。これらは紀元前1550年から栄えたミタンニ帝国の時代のものだといいます。

 国士舘大学・21世紀アジア学部附属イラク古代文化研究所、小口裕通さん:「ミタンニというのは北イラク、北シリア、トルコも含めて、あと地中海、東地中海方面も含めてかなり広大な領域を持って、支配していた王国」

 発掘したドイツ人らの考古学者のチームによると、この遺跡は高層の建物や宮殿などで構成された古代都市だといいます。

 それにしても、なぜ、古代都市が出現したのでしょうか。

 その理由が「気候変動」です。イラクはここ数カ月の間、気候変動により、干ばつに見舞われるなどしていて、農作物を守るため、チグリス川の貯水場から大量の水がくみ上げられました。

 すると、水位が下がり、再び姿を現したのです。

 国士舘大学・21世紀アジア学部附属イラク古代文化研究所、小口裕通さん:「ミタンニ時代の拠点だといわれるような場所は発見されていないんですよ。この地域にそういうものが一つあったということは、歴史的に重要なことになると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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