イラク結婚式火災「花火が原因」新郎新婦は生存(2023年10月2日)
イラクで100人以上が死亡した結婚式披露宴での火災について、地元当局は新たな映像とともに調査結果を発表しました。消息が分からなかった新郎新婦が助かっていたことも分かりました。
イラク内務省の調査委員会が1日に公開した映像には火災が発生した直後、会場の参列者が逃げ惑う様子や火が天井の装飾に燃え移り、火の粉と共に落ちてくる様子が映っています。
調査委員会は「火災は花火が原因の偶発的なものだった」と断定したうえで、「会場の所有者が照明の電気を切ったため、参列者が出口の場所が分からなくったことが被害を拡大させた」と説明しました。
公式発表によりますと、この火災による死者は107人となっています。
一方、生死に関する情報が錯綜していた新郎新婦ですが、生存していたことが分かりました。
先月29日、披露宴火災で亡くなった親族の埋葬に立ち会っている姿が確認されています。
新郎のレバンさん(27)は火災で親族15人を亡くし、新婦のハニーンさん(18)は母親と兄弟を含む親族10人を亡くしたということです。
取材に対して新郎のレバンさんは「火災からは生き延びたが、心の中ではもう死んでいる」「妻は話すこともできない」と語っています。
もう、この場所には住めないとして、近く移住する考えを示しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く