知床半島沖の海底で観光船を発見 行方不明者が取り残されている可能性も|TBS NEWS DIG
北海道の知床半島沖で起きた観光船の遭難事故で29日午前、海上自衛隊が深さ100メートルの海底で船体を発見しました。
海上保安庁総務部 奥康彦参事官
「船名が読めたことで間違いない。『KAZU I』という文字は読めたと情報が入った」
北海道の知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」の船体を発見したのは海上自衛隊の掃海艇です。
海上保安庁によりますと、29日午前、「KAZU I」が救助要請した「カシュニの滝」の沖合深さ100メートルの海底で掃海艇が水中カメラで船体を発見しました。
海上保安庁は「KAZU I」の船内に今も行方不明者が取り残されている可能性があるとみて確認を急いでいます。
新たに犠牲者4人の身元が判明しました。
海上保安庁によりますと、兵庫県の竹川好信さん(66)、竹川生子さん(62)、岐阜県の瀬川由美さん(51)、福岡県の伊藤嘉通さん(51)です。
一方、27日午後1時ごろ、北方領土の国後島の西側の海域でロシアの警備艦が救命胴衣をつけた漂流者を発見しました。しかし、悪天候のため見失ったということです。
また、日本人名義の銀行カードが入ったリュックを回収したということです。
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