普通のウサギに戻ります・・・ファン殺到 名物駅長ついに引退 「ラビたま」実は・・・(2021年12月23日)
惜しまれながら普通のウサギに戻ります。長年にわたって愛されてきた名物駅長が引退です。セレモニーには多くのファンが詰め掛けました。
30代女性:「やっぱり残念ですよね」
小学6年生:「長い間、駅長さんお疲れ様でした」
埼玉高速鉄道の浦和美園駅。18日に名物駅長の引退セレモニーが開かれました。
高齢を理由に引退する駅長はウサギさん。その名も「ラビたま」。もうすぐ8歳で、人間にすると70歳のおばあちゃんです。
40代女性:「いてくれるだけで和みますし、うれしかったです」
ラビたまが駅長に就任したのは6年半前。改札を出てすぐの所に置かれたケージの中で週3日、駅の利用客を見守ってきました。
埼玉高速鉄道・西川潤さん:「ウサギがいれば可愛い。お客様に癒やしを与えられるかなと。会社にアイデアを応募した」
ラビたまお世話係・牧久美子さん:「こちらがラビたま駅長の駅長室」
県内の動物園から迎え入れたラビたま駅長は事務室で駅員皆がお世話をしてきました。
ラビたまお世話係・牧久美子さん:「コロナ禍ということで、いつも以上に配慮が必要なことがある。自分たちもラビたま駅長と接することで、癒やされる。リラックスできる」
ラビたま駅長は引退する前日まで職務を全うしました。
最後のお別れにと、瞬く間に人だかりが・・・。
地元保育園の保育士:「皆ラビたまちゃんを見に、それを楽しみに駅に来ております」
人気者になったラビたま駅長のもとには全国からファンが集まってきました。
都内在住:「モフモフ鉄道ファンクラブという、働く動物駅長さんを皆で応援していて、月曜日も仲間が名古屋からわざわざ会いに来た」
女性は東京に住んでいますが・・・。
都内在住:「全然、来られなかった。やっと会いに来たのが最後ですね」
6年半にわたり、駅の利用客に愛されたラビたま駅長。引退セレモニーには多くの人たちが集まり、最後の別れを惜しみました。
散歩の途中にラビたま駅長に会いに来ていたという兄弟。
母親(30):「『最後の日だよ』って教えたら、ちょっと泣きそうになっていました。今も、ちょっと悲しくなってきている」
長年、お世話を続けてきた職員さんも・・・。
ラビたまお世話係・牧久美子さん:「いなくなってから駅長室に入った時、ラビたま駅長の気配がしない時、とても寂しく感じるんだろうなと」
駅長を引退して普通のウサギに戻ったラビたま。今は駅員に引き取られ、静かに余生を送っています。
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