「抵抗の象徴」アゾフスタリ製鉄所 最後の兵士531人投降・・・“完全解放”ロシアは宣言(2022年5月23日)
「抵抗の象徴」マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から、最後の兵士531人が投降。ロシア側は、マリウポリと製鉄所の「完全解放」を宣言したという。
■“親ロシア派”支配地域の収容所へ・・・
ウクライナ東部で続く、ロシア軍による攻撃。そんななか、ロシア国防省は20日、アゾフスタリ製鉄所に立てこもっていた、最後のアゾフ大隊の兵士ら531人が投降し、製鉄所は「完全に解放された」と発表した。
投降したウクライナ兵は、武器を所持していないかなど、所持品の検査が行われ、親ロシア派が支配する地域の収容所に向かうとみられている。
■ロシア国防相「西部に新軍事基地を」
また、ロシアのショイグ国防相は、プーチン大統領に対し、「作戦を完了し、マリウポリと製鉄所を完全に解放した」と報告したという。さらに・・・。
ショイグ国防相:「最も近い隣国であるフィンランドとスウェーデンから、NATOへの加盟申請が提出されました。したがって、ロシア西部では、緊張感が高まり続けています。我々は、適切な対策を取ります」
ショイグ国防相は、年末までにフィンランドなどに近いロシア西部に、新たな軍事基地を作ると表明した。
■北欧2カ国 トルコと相次いで電話会談
それに対し、スウェーデンとフィンランドは21日、両国のNATO(北大西洋条約機構)加盟に反対するトルコのエルドアン大統領と、相次いで電話会談を行った。
電話会談で、エルドアン大統領は改めて、「クルド人武装勢力など、テロ組織への支援をやめるよう求め、具体的な措置を期待している」と述べたという。
今後も、協議は継続すると明らかにされているが、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟の行方は一体、どのような展開となるのだろうか。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年5月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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