岸田首相、対ロ制裁「抜け穴」防止向け外為法改正を表明 ロシアのG20出席は「適切に対応」
岸田総理は、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁に関連し、ロシアの暗号資産が制裁の「抜け道」になることを防ぐため、いまの国会に外為法の改正案を提出する考えを明らかにしました。
岸田首相
「暗号資産を用いたこのロシアの制裁回避についても、今般、制裁の実効性をさらに強化すべく、この外為法の改正を今国会に、出すべく準備を進めたいと考えているところであります」
岸田総理は参議院・決算委員会でロシアの暗号資産が「制裁措置の抜け道となってはいけない」と述べ、いまの国会で外為法の改正を行うための準備を進めていくと明らかにしました。
また、今年の秋に予定されているG20=主要20か国首脳会合にロシアが参加の意向を示していることについて、一部の国からは排除の声が上がっていますが、岸田総理は「議長国のインドネシアをはじめG20のメンバーとの議論を通じて、日本としても適切に対応していく」と述べるにとどめました。
一方、ウクライナ避難民の追加支援として今後は女性や子どもに寄り添い食や栄養に配慮した支援を強化する考えを示しました。
(28日10:47)
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