国連総会で初会合 拒否権行使の中ロが立場正当化｜TBS NEWS DIG

国連総会で初会合 拒否権行使の中ロが立場正当化｜TBS NEWS DIG

国連の安全保障理事会で拒否権を行使した常任理事国に説明を求める国連総会の会合が初めて開かれました。対象となった中国とロシアはそれぞれの立場を正当化しました。

記者
「拒否権行使の説明を求める初めての会合です」

今回の国連総会は、弾頭ミサイルを相次いで発射する北朝鮮への制裁を強化する決議案について、先月、中国とロシアが拒否権を行使したことから開かれたものです。

中国 張軍国連大使
「（アメリカは）“前提条件のない対話の準備がある”と発言するだけでなく行動を起こすことが重要だ」

中国の張軍国連大使は制裁強化案を主導したアメリカをこう批判したほか、ロシアの代表も「アメリカは無責任だ」などと、拒否権の行使を正当化しました。

これに対し、日本や欧米諸国からは、拒否権の行使が北朝鮮の核・ミサイル開発を容認しているとの批判が相次ぎました。

アメリカ 国連次席大使
「残念ながら彼ら（中国とロシア）の拒否権行使の説明は不十分で信頼できず説得力がないものだ」

拒否権行使の説明を求める今回の制度を主導したリヒテンシュタインの大使は・・・

リヒテンシュタイン ウェナウェザー大使
「この制度により（拒否権を使うことへの）政治的な代償が大きくなることを望んでいます。そうなることで拒否権を使うことが今より簡単なことではなくなる」

こう話した上で、「すでに安保理内の力学に変化が起きていると思う」として制度の意義を強調しました。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト　https://ift.tt/2P9rT3y

▼チャンネル登録をお願いします！
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/SlnC85Z

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/0bni5my