【進化するコンビニ】できたて弁当や無人店舗…各社の新戦略

【進化するコンビニ】できたて弁当や無人店舗…各社の新戦略

【進化するコンビニ】できたて弁当や無人店舗…各社の新戦略

意外な発想でコンビニが進化しています。コンビニ大手のローソンが新しく導入したのができたて弁当の宅配です。ミニストップでは肉でも野菜でもなく“タレ”にこだわったというユニークな弁当を開発しました。

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「たまには楽したい…」そのような時、ついつい買いたくなるコンビニ弁当。その常識を覆す、たきたてのご飯に揚げたてのおかず。

店員
「いかがでしょうか、今できあがりました」

店内で調理した、できたてほかほかの弁当などが並んでいるのは、コンビニ大手のローソンです。中でも、とんかつチェーン「まい泉」とコラボしたカツサンドはコンビニとは思えないほどカツが分厚く、ぜいたくなものになっています。

さらに、できたて商品を多くの人に届けたいと導入したのが、できたて弁当の宅配です。

ローソン事業開発部 アシスタントマネジャー・舟橋龍太さん
「デリバリー専門でお届けするサービスを、新たに開始いたしました」

宅配専用のできたて弁当として販売しているのが、ニューヨークの屋台飯として有名なチキンオーバーライスです。塩で味付けしたグリルチキンに、ニンニクがきいたソースとハニーマスタード、最後にオニオンチップをふりかければ、やみつきになる味に。「コンビニの中でレストラン同様の調理ができる」とアピールする狙いもあるといいます。

ローソン事業開発部 アシスタントマネジャー・舟橋龍太さん
「いつでもどこでもできたてのおいしいものが食べられるというのが、フードデリバリーの最大の特徴かなと」

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各社が他のコンビニとの差別化をはかり、新たな客の獲得を目指すなか、ミニストップではユニークな弁当を開発しました。

ミニストップ秘書・コミュニケーション部 迎眞紀さん
「今回はタレをメインにしている“タレ弁”というもので」

具材はもちろん、特にタレにこだわった「タレ弁」です。ミシュラン一つ星のシェフと作った「例のタレ」は、はちみつやしょうがなどが入った食欲をそそる味わいです。おかずにかけるのはもちろん、最大の魅力はごはんにかけても楽しめるということで、そのタレが染みこんだご飯を食べてみると――

記者
「甘みと酸味のバランスのいいさっぱりとしたタレでこのタレだけでおかずになりますね」

ミニストップ秘書・コミュニケーション部 迎眞紀さん
「今回はタレをどういうふうに作っていこうか。それにあわせて肉の厚みとか付け合わせとか考えていった、全くの逆転の発想で作られたお弁当になります」

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意外な発想で進化していくコンビニはほかにもありました。

お菓子や飲み物が並んでいる、よくあるコンビニの棚が置いてあるのは、物流センターの倉庫です。

ポプラ営業推進部 大宅孝史さん
「出店が難しい規模のオフィスや、工場といった閉鎖された商圏(場所)で、無人のコンビニエンスストアを展開、開始している」

ポプラでは、周辺にコンビニがなくて困っている人に向け、無人のコンビニそのものを提供するサービスを始めました。最大の特徴は、畳約2枚分、1坪からコンビニが作れてしまうことです。

ポプラ営業推進部 大宅孝史さん
「最低1坪からというのをコンセプトに」

また、機材などの導入費用もかかりません。キャッシュレスで決済ができ、棚に並ぶ商品は客の要望に合わせたもの中心にできるといいます。

ポプラ営業推進部 大宅孝史さん
「一緒に店舗を作り上げていくような感じで、より満足度が高まることで、売り上げの方も向上していくのかなと」

現在は本社近くの広島県内のみのサービスですが、今後は全国に広めていきたいということです。
(2022年3月23日放送「news every.」より)

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