「電力需給ひっ迫警報」解除 「十分余裕ない」経産省・東京電力は引き続き節電呼びかけ
政府は、東京電力管内の電力の供給力をある程度確保できる見通しが立ったなどとして、「電力需給ひっ迫警報」を解除しました。
経産省会見
「厳しい寒さのなかで節電の工夫、多大なるご協力を いただきまして誠にありがとうございました」
季節外れの寒さと地震による火力発電所の一部停止の影響で、東電管内にはきょうも「電力需給ひっ迫警報」が出されていましたが、電力の供給力をある程度確保できる見通しが立ったなどとして、経済産業省は午前11時に「電力需給ひっ迫警報」を解除しました。
きょうの電力の使用率は午前10時台の実績で94%となっています。
街の人
「電気消しました」
「部屋の電気を少し暗めに設定してみたり、使っていない電気を消してみたり」
きょうも朝は厳しい冷え込みとなり、最低気温は0.5度と、3月下旬としては38年ぶりの低さとなりました。日中も最高気温が2月中旬並みの寒さとなる見込みですが、午後を中心に太陽光発電が期待できるとして警報を解除できると判断しました。
ただ、引き続き火力発電所の一部が地震の影響で停止していることから、「十分に余裕のある状況にはない」として、経産省と東京電力は電気の効率的な使用への協力をお願いしています。
(23日12:32)
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