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三越伊勢丹 廃棄予定の中古デニムをリメイク販売 広がる「循環型」消費
廃棄する予定だった中古のデニムを別の物にリメイク。百貨店など小売6社の新たな取り組みです。
鮮やかな花柄のスカートに、素材感を生かしたデニムジャケット。
三越伊勢丹がきょうから販売するのは、廃棄予定だった中古デニムをリメイクした商品です。
伊勢丹新宿店リ・スタイル 神谷将太さん
「どの古着店も買い付けなかった、ダメージがひどすぎるものだったんですね」
アパレル関連会社が廃棄寸前のデニムを買い取り、再び使えるように補修。
小売6社が協力する形で今回の取り組みが実現したといいます。
記者
「こちらのベッドに使われているのも引き取り手のいないデニムなんです」
リメイクには、60以上のブランドやアーティストが参加。服だけではなく、ベッドや椅子、かばんや靴など200種類以上の商品に生まれ変わりました。
さらに、デニムと三越伊勢丹の制服の繊維を再利用した売り場の装飾を、組み立て式のテーブルとして販売します。
客
「いま言われてますもんね、サステナブルみたいなことをね。貢献できてうれしいです」
中には、ファッションを学ぶ学生が制作したものも。
文化服装学院マスターイノベーション 学生
「そのまま捨てられてしまうデニムをまた誰かに着てもらえる機会を今回もうけてもらえたので、もしそれを着ていただける方がいたら嬉しく思います」
伊勢丹新宿店リ・スタイル 神谷将太さん
「長く着ていただけるような魅力あるものを作るだったりとか、売りっぱなしからの脱却ってやっぱりすごく大事かなと」
小売業界ではほかにも、高島屋が衣料品を回収する箱を設置。新たな服に再生する取り組みを進めています。
また、ユニクロも客から回収したダウンの製品からダウンだけを取り出して再利用を始めています。
売りっぱなしを脱却し、「循環型」へ。小売の現場で新たな取り組みが広がっています。
(23日14:27)
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