ロシアの「交渉中断」に抗議 “経済協力”は「修正せず」(2022年3月22日)
岸田総理大臣は、ロシアが北方領土交渉を含む日本との平和条約交渉の中断を表明したことに対して「極めて不当だ」と強く抗議しました。
(政治部・今野忍記者報告)
岸田総理は「今回の事態は、すべてロシアに起因して発生している」と指摘し、「それを日ロ関係に転嫁しようとしている」と非難しました。
岸田総理大臣:「今般のロシアの対応、これは極めて不当であり、断じて受け入れることができない。逆に、日本国として強く抗議をするところであります」
また、審議中の2022年度予算案におよそ21億円のロシアへの経済協力プランが含まれているため、野党側は削除を求めました。
これに対し、岸田総理は「修正は考えていない」と反論しました。
医療支援などは残し、ロシア側に一定の配慮をした形です。
一方、予算案は22日午後の本会議で成立する見通しで、今後は大型の経済対策が焦点です。
ガソリンや小麦など原材料の価格高騰による生活への影響は、夏の参議院選挙の行方を左右することにもつながり、実効性のある対策を打ち出せるかが鍵となります。
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