“やまぬ砲撃”マリウポリ 住民悲痛「もう限界」・・・多くの建物が次々爆発【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年3月15日)

“やまぬ砲撃”マリウポリ 住民悲痛「もう限界」・・・多くの建物が次々爆発【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年3月15日)

“やまぬ砲撃”マリウポリ 住民悲痛「もう限界」・・・多くの建物が次々爆発【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年3月15日)

ウクライナの首都キエフ市内の集合住宅が、ロシア軍に攻撃されました。建物が炎上して煙が上がっています。ここでは、2人が亡くなり、12人が負傷しました。ロシア軍によるキエフへの攻撃が激化しています。

■上空でミサイル撃墜・・・“破片”が落下

 首都キエフの中心街から、わずか7キロほどの住宅街。車が信号待ちをしていると、突如、轟音が鳴り始め爆発。炎と共に、一瞬で黒煙が舞い上がります。

 この爆発を別の角度から捉えた映像には、リュックを背負った男性が空を見上げる様子が映っています。

 爆発する前の映像を確認すると、路上には、歩行者が大勢おり、向かってくる車や、停車している車やバスも確認できます。

 爆発の衝撃で、広範囲に破片が飛び散り、煙でどのような状況かも分かりません。

 ウクライナメディアによると、爆発が起きた時に、キエフ上空で、ロシア軍のミサイルを撃墜。その破片が落下したものだといいます。

 現場の近くには、多くの建物が立ち並び、街路樹も植えられています。建物の1階には、スーパーマーケットの看板も掲げられていました。

 このミサイル撃墜で、街の様子は一変。舗装されていた道路は、衝撃で陥没。建物の窓や店の看板は、爆風で吹き飛び、停車していたバスも変わり果てた姿になりました。

 爆発を目撃した男性:「私は、この隣の家のベランダにいて、爆発音があって、煙が上がっていた。その後、この場所に走ってきたが、70歳くらいの男性が亡くなっていた」

 キエフ市長によると、ミサイルの破片が落下したことで1人が死亡、6人が負傷したといいます。

■キエフ集合住宅に“砲撃”・・・2人死亡

 首都キエフに迫るロシア軍の総攻撃。建物の至る所から炎が上がり、黒煙も噴き出しています。

 早朝には、キエフから20キロほど離れたオボロン地区のアパートも砲撃されました。

 懸命に消火を行う消防隊。火が消えると、すぐさま、はしごを建物へと伸ばしていきます。

 消防士:「おばあちゃん、頑張れ!大丈夫だよ。もう下に下りたよ」

 煙が充満する建物から、住民たちが運び出されます。

 被害に遭ったアパートの住民:「部屋の外に出ると階段が破壊され、燃えていました。もう、どうしたらいいのか分かりませんでした」「これは悲劇だよ。彼(プーチン大統領)はひどい。こんな状態になって、言葉には言い表せられない」

 ウクライナ非常事態省などによると、14日早朝の砲撃で、少なくとも2人が死亡、12人が負傷したといいます。

■やまぬ砲撃・・・悲痛の住民「もう限界」

 ロシア軍に包囲され、激しい攻撃にさらされている南東部の都市・マリウポリ。ウクライナ兵や住民たちは、建物に身を隠します。

 砲弾を受けた、別のアパートでも、住民たちが急いでシェルターに逃げ込みます。

 上空からの映像には、砲撃を受け、多くの建物が次々に爆発する様子が捉えられています。

 煙が吹き上がり、廃墟と化した建物。ここにきて、攻撃の激しさが増しているのが、ポーランドの国境に近い、ウクライナ西部です。

 13日に空爆を受けた基地はNATO(北大西洋条約機構)加盟国によるウクライナへの軍事支援の拠点でした。

 ウクライナ兵:「ポーランドまで、ミサイル攻撃を受けるかもしれない。我々だけではなく、ヨーロッパの心配もしなければならない」

■制圧都市・・・住民が猛抗議「侵略者だ」

 ロシア軍が制圧した街・ヘルソンでは、ロシア軍の装甲車が何台も走行。そこへ、次々に市民が駆け寄り、「街から出て行け」と叫びます。

 ウクライナ南部に位置するヘルソンは、ロシアが実質的に支配していたクリミア半島からわずか100キロほどの距離に位置しています。

 先月24日、ロシア軍の侵攻と共に空爆や砲撃が始まり、1週間も経たないうちに、街はロシア軍に制圧されたのです。

 その後、バリゲードなどで主要な建物や道路を封鎖していたロシア軍。そのバリゲードを越えて、市民がロシア軍に立ち向かいます。

 「ロシア兵士はファシスト、侵略者だ!ロシア兵士はファシスト、侵略者だ!」

 沿道に続々と集まる人々。「ロシアへ帰れ」と声を上げ、行進を続けます。

 銃声が響き渡りますが、市民の足は止まりません。

■自家用車に「Z」国旗掲げ・・・戦争支持

 シュプレヒコールの波、通り過ぎていく装甲車。街から出ていくよう叫び続ける人々がいます。

 そのロシア軍の車両に描かれているZの文字。ウクライナ軍と区別するため、「Z」のマークを付けたと言われています。

 車体の至る所に、Zのペイントをする戦車もあります。

 ロシア国民の中には、これを戦いのシンボルマークとして受け止め、自家用車にZの文字を描き、国旗を掲げるなどし、戦争を支持する人たちもいます。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年3月15日放送分より)

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