ウクライナの原発リスク 米研究者「当面、放射能漏れはないだろう」(2022年3月12日)

ウクライナの原発リスク 米研究者「当面、放射能漏れはないだろう」(2022年3月12日)

ウクライナの原発リスク 米研究者「当面、放射能漏れはないだろう」(2022年3月12日)

 ウクライナでロシア軍による原子力発電所への攻撃が続いていることについて、アメリカの研究者は「影響は分からない」としながら当面、放射能漏れはないだろうと分析しています。

 ニューヨーク大学工学部・ドボルキン准教授:「(チェルノブイリ原発で)短期的に心配なのは石棺(せっかん)の完全性を損なうような行動を取ること」

 ウクライナの原発に詳しいニューヨーク大学のドボルキン准教授はチェルノブイリ原発では多くの放射性物質は取り除かれていて、石棺が維持されている限りは当面の間、放射能漏れは起きないだろうと語りました。

 ニューヨーク大学工学部・ドボルキン准教授:「ザポリージャには稼働中の原子炉がある。良い点はチェルノブイリとは設計が異なり、それぞれの原子炉が別々に保護されていること。また、外部からの物理的なストレスに対処できるよう、追加の保護層がある」

 ただ、ザポリージャ原発の建設当時、ロシアとの戦争などは想定されておらず、銃撃や砲撃に備える設計にはなっていないことから、稼働中の原発に物理的な攻撃があった場合の影響は評価しきれないということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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