観光客ブルブル…3連休に急な冷え込みで“異変” 紅葉する前に雪景色「秋越えて冬」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月10日)

観光客ブルブル…3連休に急な冷え込みで“異変” 紅葉する前に雪景色「秋越えて冬」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月10日)

観光客ブルブル…3連休に急な冷え込みで“異変” 紅葉する前に雪景色「秋越えて冬」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月10日)

 3連休最終日の9日、東京都心は最高気温16.9℃と11月中旬並みの気温で今シーズン一番の寒さでした。

■紅葉ではなく白銀?毛布にくるまり花火鑑賞?

 観光客:「結構寒いよね」「先週まで真夏みたいだったのに、びっくりです」

 各地で急な冷え込みに襲われた3連休。紅葉の名所にも、異変が起きていました。

 観光客:「一応紅葉見に来たんですけど…」

 目の前には色付く紅葉、ではなく、白銀の景色。

 浴衣女性:「なめてました。予報だとあと5℃下がるのでどこまで耐えられるか…」

 予想外の寒さで、毛布にくるまり、花火鑑賞?

 11月中旬並みの気温となった東京でも、こんな声が聞かれました。

 女性:「寒いです…。なんか羽織ればよかった」「(寒暖差に)ついていけないですね、なんか体調壊しそうで怖い」

■北海道・帯広では初霜と初氷観測

 9日に全国でこの秋一番の寒さマイナス1.1℃を記録した北海道の「ぬかびら源泉郷」。

 朝日を浴びた湖で幻想的な光景が広がりました。これは冷たい空気が温かい水面に流れ込むことで発生する「けあらし」という現象です。

 地元の人にとっては今後厳しい冬が訪れる「サイン」だといいます。

 また、帯広では初霜と初氷を観測しました。

■想定外の雪景色…紅葉は今週末から来月上旬

 奥日光の紅葉の名所、群馬県の丸沼高原。ロープウェイでおよそ15分、標高2000メートルの山頂駅まで登ると、この時期目の前には錦に色付いた日光白根山の絵画のような景色が楽しめるはずですが、10月上旬でもう真冬の景色。

 目の前に広がったのは紅葉もまばらな木々に雪が積もり、秋を通り越したかのような「冬景色」。

 温度計は5.5℃と、同時刻の東京23.2℃に比べ15℃以上も低くなりました。

 紅葉を目当てに来た観光客はこう話します。

 群馬からの観光客:「(10月上旬では)考えられないですね」

 都内からの観光客:「一応、紅葉見に来たんですけど、雪降ったのを聞いて、それも見に来た」「(東京に比べ)こんな寒いと思わなかった」

 山頂駅付近では5センチほど雪が積もったということです。これは去年に比べ、2週間ほど早いそうです。

 日光白根山ロープウェイ 千明靖久さん:「まあびっくりはしましたね」「(Q.連休初日のお客さんの入りは?)雨も降っているので、少し鈍いですかね」

 そんな想定外の雪景色に喜んだのは、子どもたち。雪合戦に雪だるまと、ひと足早く訪れた冬を満喫していました。

 震える観光客の“オアシス”になっていたのが「足湯」です。

 足湯の利用者:「ここから動けないですね」「(Q.想定外の景色だが?)大満足です!!」

 3連休を直撃したこの冷え込み。一方でこの寒さに期待する声もありました。

 千明さん:「(紅葉は)始まったばかりというところ、これから見ごろを迎える感じですね。この寒さで(紅葉が)一気に加速はすると思う。ロープウェイに乗ると標高600メートルあるので、いろんなところで(紅葉を)楽しめるようになると思います」

 すでに雪はとけていて、順調に紅葉が進めば今週末から来月上旬まで楽しめると言うことです。

■十勝岳の紅葉「あと2、3日でピークが来る」

 雪を頂く山並みと、見事な紅葉のコントラストを見せるのは北海道・十勝岳。連休に合わせて色付いたかのような木々が多くの行楽客を迎えました。

 ドローン撮影をした川村伸司さん:「(Q.今年の紅葉は?)遅れ気味。例年だと紅葉のピーク過ぎた感じですけど、ドローンで見た感じだと、緑の葉っぱがまだ多い。あと2、3日でピークが来ると思います」

 十勝岳の紅葉を目当てに十勝岳温泉郷の駐車場は満車で、道路の路肩にも車があふれています。

■「紅葉見たかった」残暑で色付き遅れ…駒ケ岳

 長野県の紅葉の名所「駒ケ岳」。ロープウェイから見える山肌を覆う紅葉を期待し、多くの観光客が訪れていましたが、このような声が聞かれました。

 紅葉を見に来た観光客:「(Q.紅葉は?)あんまり紅葉してないですね」「(紅葉を)ちょっと見たかった」「もうちょっと寒くなってきてきれいになるといいね」

 残暑の影響により色付きが遅れている駒ケ岳の紅葉は、11月上旬まで楽しめるということです。

■雨の中バリケード超え…危険な“強行登山”も

 富士山5合目では多くの観光客でにぎわっていましたが、ほとんどの人が防寒着を着込んでいます。

 シンガポール人観光客:「シンガポールは暑いので、ここに来たらあまりに寒くて死にそうです」

 8日午前10時頃、温度計の表示は15.2℃。そんななか、半袖姿の観光客の姿も見られました。

 フィリピン人観光客:「寒いですが、私にとってはすごくいいです。寒いのが好きなので」

 取材後には、アイスクリームをぺろり。しかし、しばらくすると、寒くなったのかパーカーを着始めました。

 フィリピン人観光客:「雨が降ってきて、寒くなっちゃったの」

 午後になると、天気が急変。雨も降ってきたせいか、温度計では7℃を表示しています。

 急な悪天候に見舞われた観光客。そんななか、黄色いバリケードの先に登山を終えて、降りてきたとみられるグループの姿がありました。

 富士山は先月11日に閉山し、吉田口にはバリケードが設置されていますが、登山を強行する人が後を絶ちません。

 バリケードの前で立ち往生するグループ。すると、雨が降るなか、バリケードのすぐ横の急斜面から無理やり降りてきた男性。

 下山してきた男性:「(Q.閉山っていうのはご存じ?)知ってますよ、看板あるんで」「(Q.どちらまで行かれてた?)8合目」

 別の登山道から、8合目まで登って帰ってきたという男性。

 下山してきた男性:「(Q.初冠雪もしてて、寒くて滑りやすかったりもするんですが?)何にもなかったです。8合までは。雪が降るんで、8合までできょうはやめようと」

■寒空彩る“秋の花火大会” 半袖・浴衣姿も

 3連休初日、埼玉県で開催された「第20回こうのす花火大会」。例年10月に行われている“秋の花火大会”です。

 7日、隣接する市では最低気温12.9℃と平年を下回る気温ですが、日が沈む前から多くの人が集まりました。

 閑散としたアイスの屋台の横でもつ煮には行列ができていました。

 さらに、最大瞬間風速11メートルを超える冷たい風が吹いていました。あまりの風の強さに、場所取りのシートは飛ばされ、観覧エリアを区切るビニールのひもは裂けてしまっています。

 予想外の寒さに浴衣で来た人はこう話します。

 浴衣で来た人:「今年初花火だったので(浴衣を)着たいなって。気分上げるために。寒いです…正直」「去年は暖かかったので今年の寒さにやられてます。なめてました」

 ダウンジャケットを着て防寒対策ばっちりで待つ人も居る一方、薄着の人もいました。

 半袖の男性:「思ったより急に寒くなりました」

 次々と打ち上げられる花火に大勢の観客が夜空を見上げました。

 カメラを構えるグループは、パーカのフードをかぶり、強風をしのぎながら撮影。なかには毛布に包まり、寒さに耐えながら楽しむ家族もいました。

 秋の寒空を大輪の花火が彩りました。

■浅草 旅行客「寒すぎて…」困惑

 9日の東京の最高気温は16.9℃。11月中旬並みです。3連休最終日の浅草です。冷たい雨が降り続いているため、かなり気温より寒く感じます。

 急な寒さに旅行客も困惑していました。

 旅行客:「こんな寒くなると思ってなくて、荷物もあまり備えられてなかったんで、さっきまで肩出てる服だったんですけど、急きょ上着かしてあげてという感じで」「(Q.これは貸してもらった上着ですか?)そうです。寒すぎて」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年10月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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