小児病院も攻撃 ロシア側“フェイクニュースだ”

小児病院も攻撃 ロシア側“フェイクニュースだ”

小児病院も攻撃 ロシア側“フェイクニュースだ”

ウクライナ南東部マリウポリ。この日、市民を避難させるための「人道回廊」が設置され周辺では、一時停戦が合意されていたのですが、産科と小児科があるこの病院では市民が攻撃にさらされていました。

ウクライナ軍兵士 
「空爆があったんです。その時、私たちはけが人を助け避難させる準備をしているところだったんです」

ウクライナ ゼレンスキ―大統領
「小児病院への攻撃はウクライナ人に対する大量虐殺が行われたことの証しだ」

この小児病院への攻撃についてロシア側はさきほど、“病院はすでに兵士によって使われていて、小児病院ではなかった”、“フェイクニュースはこうやって生まれる”と反論しました。

マリウポリはロシア軍の激しい攻撃を受けている都市の1つで、副市長は9日、ロシア軍の攻撃でこれまでに少なくとも市民1170人が死亡したと明らかにしています。

一方、ロシア軍が制圧したチェルノブイリ原発では9日、送電網が破壊され電源が失われました。IAEA=国際原子力機関は電力供給が失われても燃料プールの水は十分にあり「危機的な影響はない」としています。

ただ、原発周辺の町では、停電が起きていて・・・。

子供が大きな声で泣いています。

母親に話を聞くと子供は自閉症で、ロシアによる侵攻後、薬局は品薄となり常備薬が買えず、さらに停電で不安定になっていると言います。

タチアナさん
「(家の状況は)携帯の電波も停電で、もうすぐ切れると思う。ストーブはガスのものが一切ないです。どの家も電気タイプです」

ロシアがウクライナへの侵攻を開始してから2週間となる10日、トルコが仲介する形で侵攻後初めてとなるロシアとウクライナの外相会談がさきほど始まりました。

ロシア側の強硬姿勢が続くなか事態打開は図られるのでしょうか。
(10日17:21)

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