「人が燃えている」復旧作業で感電事故も 新幹線ストップで涙の家族「TDL行けない…」【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年1月24日)
23日のトラブルの影響で、4本の列車で1400人以上が一時車内に閉じ込められた。このうち、さいたま市内で緊急停止した北陸新幹線に乗っていた乗客が「窓ガラスがクモの巣状に割れた」と話している。
■「人が燃えている」 復旧作業で感電
23日午後、新幹線の復旧作業が続くなか、現場で予期せぬ事態が起こった。
JR東日本の協力会社の男性社員1人が感電する事故が発生した。現場では、枕木に黒く焼け焦げたような跡が残っている。
近くのマンションから撮影された映像を見ると、線路上に人が倒れているのが分かる。
付近の住民
「どん!バーン!という音がして。機械か何かが燃えていると思ったんですよ。人が燃えていて、係員がペットボトルか何かで水をかけていた」
「その方を助けようとして、他の方が歩み寄って。助けようとしたんだけど、その方ももらい火をしてしまって、あちちみたいにして。『救急車!救急車!』と周りの方が叫んでいた」
この事故で、50代の男性が重傷、40代の男性が軽傷。搬送時、2人とも意識はあったという。JR東日本によると、本来、停電させてから作業しなければならなかったが、この時、他の電車を動かすために電気が流れていたという。現場の連絡状況については、今後調査するとしている。
■乗客が車内から脱出 線路上を避難
停電のため線路上に止まった、金沢発東京行きの北陸新幹線「かがやき504号」。閉じ込められた乗客は359人。停止してから3時間が経過した午後1時ごろ、避難が始まった。
はしごを下りる乗客たちの中には、赤ちゃんをおんぶした女性の姿があった。線路脇では、ベビーカーを押して歩く女性の姿もあった。
続々と線路上に脱出する乗客たち。所々に職員が立ち、乗客の案内をする。メンテナンス用の階段をつたい、全員無事に避難したという。
撮影者
「ペンを置いても転がるくらい斜めっていたので、そこがすごく気持ち悪くて。早く出たいという気持ちがありました。こういうことはあってほしくない」
このトラブルで新幹線283本が運休し、12万人余りに影響が出たという。
■「みどりの窓口」に長蛇の列 涙の家族も
東京から北へ向かう新幹線が軒並み運転見合わせという異例の事態に、各地は大混乱した。
東京駅の「みどりの窓口」は、午後6時を過ぎても長蛇の列ができていた。
仙台に帰る予定 50代
「高速バスも見たんですけれども、満員で。常磐線走っているって聞いたので来たら、もう行っちゃっているってことだったので。ホテルを今、探そうかなというところです。こんなの今まで初めてですね」
仙台駅では、改札前に大勢の人がいた。中には、途方に暮れている家族もいました。
東京へ家族旅行予定の家族
「きょうは子どもたちと原宿に行って、ディズニーシーに行って、次の日にディズニーランドに行く予定だったんですけれども。新幹線が動かないので、子連れでどうやって移動したらいいか」
「(Q.どこに行きたかった?)東京の原宿っていう所に。ディズニーランドに行きたかった」
■窓にクモの巣状のヒビが…停電なぜ起きた?
なぜ、停電が起きたのか。現場の映像を見てみると、架線をつる金具が斜めの方向を向いているのが分かる。
さらに、停止している電車の屋根が損傷しているのも分かる。何か焦げたような痕にも見え、削れたような痕にも見える。損傷した部分と近くにあるパンタグラフも曲がっている。
並走する埼京線から撮影された画像には、破損したパンタグラフらしきパーツが落ちているのが確認できる。
新幹線の乗客
「私の座っている窓の所がクモの巣状に割れました。外を見ていたら、上からポールのような細い長い物と、それに付属した何か物体が落ちてくるなと思って。その後にカシャンと音がして」
「(Q車内にガラスの破片が飛んだりは?)二重の窓になっている、外側の窓だけが割れている感じです」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2024年1月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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