刷新本部改革案「派閥解消」は?議員本人の“けじめ”は?【スーパーJチャンネル】(2024年1月23日)
派閥の解消となるのでしょうか。自民党の政治刷新本部は「派閥の解消」を盛り込んだ中間の改革案を取りまとめる方針です。ただ、政策集団は認めるとしています。
■「もち代」の廃止 盛り込む
自民党は変われるのか。その真価が問われるのが、政治刷新本部の中間とりまとめ案です。中間とりまとめ案では政治資金パーティーの禁止、派閥を通じて議員に活動費を配る、いわゆる「もち代」「氷代」の廃止、閣僚や党役員人事について派閥からの推薦禁止などが盛り込まれる見通しです。
■“派閥の枠組み”残る形に
注目された「派閥の解消」については盛り込まれる一方、「お金」と「人事」から決別する「政策集団」は認めるため、派閥の枠組みは残る形となります。
政治刷新本部 本部長 岸田総理大臣
「いわゆる『派閥』を解消して、真の政策集団に変わっていくためにはどうしたらいいのか、これを議論しなければならない」
自民党 麻生派関係者
「つまり、麻生派は今まで通り続けますよってことだ。来週からいつも通り例会もやるだろう。問題を起こした派閥がけじめとして解散を選んでいるだけで、派閥の解散=問題の解決ではない」
同じようなことを野党も指摘します。
国民民主党 玉木代表
「今回のような不正が起きないような法規制をきちんとかけることが本質なので、派閥さえ解消すればすべてが解消されるように論点のすり替えをするのは間違っていると思うんですよ」
麻生派と茂木派は形を変えて存続していくことになるのか。ただ、ある茂木派議員は…。
自民党 茂木派議員
「お金もポストもないなら、会費を払ってまで派閥に入っている意味がない。総理に直接ヘコヘコすればいいわけだし、茂木派は派閥を残したとしてもどんどん抜けていくだろう」
政治刷新本部に出席した議員は…。
自民党 茂木派 船田元衆院議員
「とにかく派閥は全部すぐに解消すべきだという話をしました。それから純粋な政策集団に変えていくということですが、看板の付け替えのように思われるのが一番ダメですから、やっぱり一定期間をおいて、派閥を解消した後、やはり冷却期間をしっかりおいて、それでその後、純粋な政策集団に作り変えていくことが必要だと」
茂木幹事長は今回、立件されなかった安倍派幹部らを念頭に、何らかの処分を検討する考えを示唆しました。
自民党 茂木派 茂木幹事長
「少なくとも、問題が起きた組織を解散すればすべての問題が解決することではない。説明責任に加えて、刑事責任とは別に政治責任というものがあると。政治責任の在り方についても結論を得ていく必要があると考えています」
また今後の焦点の一つ、連座制についても言及。
自民党 茂木派 茂木幹事長
「不適切な会計処理が行われた場合に、会計責任者にとどまらず、政治家が責任を持つ制度を作っていかなければいけない。このように考えております」
連座制については政治資金規正法の改正が必要なため、今後、国会で与野党の議論となりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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