床下から5歳児遺体 「埋めた」逮捕の母親ら男女3人“ナゾの共同生活”(2022年3月7日)
5歳の息子の遺体を床下に遺棄したとして逮捕された母親と知人の男女2人が逮捕前、警察に嘘の報告をしていたことが分かりました。一軒家で共同生活をしていた4人に何があったのでしょうか。
埼玉県本庄市の住宅。ここで同居していた世帯主で34歳の丹羽洋樹容疑者と内縁関係で54歳の石井陽子容疑者、そして30歳の柿本知香容疑者が5日、死体遺棄の疑いで逮捕されました。
柿本容疑者の5歳の息子が行方不明になり、警察が調べたころ、一階の床下、土の中から「息子の遺体」が見つかったといいます。
柿本容疑者らは逮捕前、警察に対して「朝起きたら男の子がいなくなっていた」と話したいいます。しかし、その後、「遺体を床下に埋めた」と供述し始めているということです。
なぜ、嘘ともとれる説明を・・・。
本庄市によれば、5歳の子どもを巡っては去年9月、市内の飲食店で「正座をさせられている」などという通報がありました。
本庄市:「『お子様が正座して同居している男性から強く説教を受けている』『児童虐待にあたるのではないか』という内容のものでした」
3人の容疑者とみられる人物と子どもは1、2時間滞在。その間、子どもは食事を与えられず、その姿を母親がスマートフォンで撮影していたといいます。
翌日、市の担当者が面談すると柿本容疑者は「息子が言うことを聞かない時は同居人に叱ってもらっている」「身体的な暴力はない」と説明したといいます。
不審な出来事は、この後も・・・。
柿本容疑者は息子を保育園に通わせていました。
近所の人:「(子どもは保育園に)普通に何も嫌がらずに行ってるなと」
ただ、今年1月には退園届を提出。「長男は大阪の実家にいる。元気です」などと説明したといいます。
しかし、その後、「実家に転居していないこと」が分かりました。
警察によれば、この家には元々、丹羽容疑者と石井容疑者が住んでいました。
去年1月ごろ、柿本容疑者と息子が身を寄せるようにして同居が始まったといいます。
こうした実態を市は当初、把握していませんでした。
吉田信解市長:「住所も分からない。また、母親(柿本容疑者)もどこに身を寄せているということも一切、言わなかったと。(訪問は)必要ないというよりできないと言った方がいいですかね」
警察は3人が事件に至った経緯を調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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