今季“最強の寒気” 留萌では電柱・信号機ポキリ 雪山に乗り上げ…スタックする車も【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年1月17日)
16日、今シーズン最強の寒気の影響で各地で大雪に見舞われた。
なかでも、北海道では交通機関が混乱。JR北海道では263本が運休となり、新千歳空港では雪で牽引(けんいん)車がスリップして旅客機同士が接触事故が起きた。
■牽引車が雪でスリップ 旅客同士が接触事故
大粒の雪が降り続いた新千歳空港。
16日午後5時半ごろ、国際線の駐機場で大韓航空の機体が停止していたキャセイパシフィック航空の機体と接触する事故があった。飛行機の機体には、接触した際にできた大きな損傷が…。
事故の原因は、機体を牽引する車両が雪でスリップ。この事故でけが人はいなかったという。
■留萌市内を走るバス 視界が悪すぎることで“全線運休”
連日、大雪が続く北海道留萌市。16日は222センチの積雪を観測した。
ホワイトアウトで、対向車線を走る車も見えにくい。留萌市内を走るバス会社は、視界が悪すぎることから全線で運休になった。
沿岸バス留萌営業所 藤井信由所長
「2日間にわたって(全便が)運休するっていうのは、開業以来ですね」
これまでは市内を走る路線バスが連日運休となることはあったが、留萌から旭川などの都市を結ぶバスまですべて運休となるのは開業以来、初めだという。
■電柱・信号機がポキリ 衝突事故も
留萌市内の幹線道路は真ん中から大きく折れた電柱と、無残な姿になった信号機で車線の片側がふさがれた状態になっていた。
事故を目撃した男性
「ダンプカーと乗用車がぶつかっているような感じになっていまして」
「(Q.事故ですか?)事故です」
目撃者によると、乗用車とダンプカーが衝突、そのはずみでダンプカーが電柱や信号機に突っ込んだという。
前方を走る車が、路肩の雪山に乗り上げスタック。タイヤが空回りするのが分かる。
■札幌市で突然の“ドカ雪” 街は混乱
16日、92センチの積雪を観測した小樽市。道路標識のはるか上まで、雪は積み上げられた。
札幌市では、降り続いた雪が通勤時間帯を直撃。各所でノロノロ運転の渋滞が発生していた。
雪で埋もれた歩道を避け、車に注意しながら車道を歩く人の姿も。
札幌市では、平年の1.5倍となる80センチの積雪を観測。突然のドカ雪で、街は混乱。路肩には、雪にタイヤをとられ立ち往生するトラックがあった。
トラックの運転手
「きついですね。対策立てようがないです。真夜中に来られると」
■JR北海道 雪の影響で263本の列車が運休
街の人たちは、降りしきる雪の中、雪かきに追われた。
札幌市民
「毎日の感じでいくと(雪かきは)7時くらいから10時ぐらい。きょうは午前中くらいまでかかっちゃうのかなって思います。やってられないです」
止めてあった車は、一晩で雪に埋もれた。
車の持ち主
「『あーもう終わったか』と思いました。今シーズンで一番多いので、久しぶりに来たなって感じですね」
JR北海道では、雪の影響で263本の列車が運休となり、運行情報の書かれた掲示板を気にする人々の姿もあった。
夜になり、雪はやんだものの、溶けた雪がシャーベット状になり、路面は滑りやすい状態に。
■各地で事故多発 死亡事故も
最強寒気による影響で、各地で事故が多発した。
北海道江別市の国道では、トラックとミキサー車が衝突。ミキサー車の運転手が横転した車の下敷きとなり、駆け付けた消防によって救助されたが、その後、死亡が確認された。警察によると、当時の天候は雪で、路面は圧雪状態だったという。
岐阜県飛騨市では、東海北陸道のトンネル内で7台が絡む事故が発生。レッカーされる車体が、事故の大きさを物語る。11人がけがをし、うち1人は意識不明の重体とみられている。その影響で、6時間近く通行止めが続いた。
24時間で24センチの降雪を観測した新潟県十日町では…。
新潟県湯沢町と群馬県をつなぐ国道17号は雪と視界が悪いことと集中的な除雪作業を行うため、一時通行止めになった。
湯沢と伊香保を結ぶ関越道も、一時通行止めとなり、渋滞も発生した。
ドライバー
「手前の高速パーキングも満車で。開通するのを待っている」
「しゃあないですね、自然のあれだから」
「早く帰りたいですね」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年1月17日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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