能登半島地震 被災地に厳しい寒さ 避難生活・支援活動に雪の影響【スーパーJチャンネル】(2024年1月13日)
能登半島地震の発生から12日。亡くなった方は220人、このうち災害関連死は13人、安否不明は26人となっています。13日の被災地は厳しい寒さとなり、避難生活や支援活動などに影響が出ました。
■能登半島地震 被災地に厳しい寒さ
能登半島は凍えるような寒さになりました。石川県珠洲市は氷点下の冷え込みに。地震と津波の爪痕が残る町に、無情の雪が積もります。
■避難生活・支援活動に雪の影響
雪でも支援がやむことはありません。
災害ボランティア
「住民が車がどうしても必要になるので、鍵を探している」
がれきの中から、小さな車の鍵を探し出すといいます。さらなる倒壊が起きないよう、柱を入れて家屋を支えます。濡れた足元にも警戒しながら作業は進められました。
火災で多くの建物が焼け落ちた「朝市通り」。13日朝から雪が降り続いていて、現場は白く染められています。
能登半島地震の死者は220人、26人の安否が分かっていません。捜索の様子を見つめる男性…。
男性
「皆、こんな雪の中を本当に一生懸命、捜してもらって本当に感動しています」
支援する側も過酷な状況下にあります。静岡県の消防隊が寝泊まりするテントには、防寒着を身に着けたままの隊員が…。
消防司令長
「テントを囲っていますけど、風が入ってきて雨も入ってきます。テントの中ですけど、かなり冷え込む時はあります」
夜は暖房がなく、寝袋を二重にするなどして暖を取っているといいます。
消防隊員
「(後方支援部隊が)温かいご飯を用意して待ってくれていますので、寒いなかでも万全の状態で活動ができています。少しでも早く家族のもとに返してあげたいなという気持ちで活動しております」
底冷えする寒さのなか、列ができていました。志賀町では8800戸で断水が続いています。入浴できない町の人に温泉施設が浴場を無料開放しました。
アクアパーク シ・オン 大平克典支配人
「お風呂に入って体の疲れを癒やしてもらって、少しでも元気になっていただければと」
こうした支援の輪は広がっています。避難所に到着したのは、人気牛丼チェーン店のキッチンカーです。七尾市で避難生活を送る皆さんに無料で振る舞われました。
被災地の受験生は正念場を迎えていました。13日、14日と行われる大学入学共通テスト。被害の激しい珠洲市や輪島市などの受験生は、金沢市で試験に挑みました。
被災した受験生
「余震が多かったので、手につかなかったです」
「大変だったんですけど、今まで勉強した分、頑張りたいと思います」
宿泊費などは県の教育委員会が支援。試験が受けられない被災者には、追試験が予定されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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