【警戒】窃盗、詐欺、性被害…災害に便乗した犯罪 警察庁が注意喚起【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

【警戒】窃盗、詐欺、性被害…災害に便乗した犯罪 警察庁が注意喚起【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

【警戒】窃盗、詐欺、性被害…災害に便乗した犯罪 警察庁が注意喚起【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大きな災害の後には、災害に便乗した犯罪が確認されていることから、「窃盗」や「詐欺」「性被害」などについて、警察庁が注意を呼びかけています。

■業者を名乗る不審な人物が、ブルーシートを高額な値段で…

日比麻音子キャスター:
2016年の熊本地震の際には、避難所生活の隙に、誰もいなくなった家を狙った空き巣が多発しました。
現金、貴金属、タブレット端末、テレビ、エアコンなどの窃盗被害が相次ぎ、検挙された数は、43件だったということです。

すでに詐欺が起こっています。
4日、富山・高岡市で、業者を名乗る不審な人物が、「国から依頼された」と、家屋の被害調査を申し入れてきて、ブルーシートを高額な値段で売りつけようとしたということです。
この業者の車は、富山県外のナンバーだったということで、もちろん、国から依頼を受けたという事実はありませんでした。

警察は、本人確認書を必ず確認すること、また、怪しければきっぱりと断ってほしいと呼びかけています。
周りの人と声を掛け合って、こんな人がいたんだけど、といったことを共有すると、防犯につながるかもしれません。

さらに、さまざまな情報が行き交う中、SNSなどに、誤った情報が多く見られます。
その情報が本当なのかどうか、情報源を確かめたり、周りの人と確認し合ったりすることが必要になってきます。

■避難所のトイレや授乳中に“のぞき”被害も…

2011年の東日本大震災では、性被害も発生しています。
避難所で寝ているとき、トイレに行ったとき、授乳中の際に、のぞかれたというケースがありました。
性被害に遭わないためには、なるべく1人での行動は避ける。
さらに周りの人たちで声を掛け合う、巡回を増やすなど、性被害が起きない環境を作ることが重要です。

産婦人科医 宋美玄さん:
過去の震災を振り返っても、性被害にあった方は、そのときは打ち明けられず、何年も経ってから分かるというケースが相次いでいます。

性被害は起こりうるということを念頭に対策するしかない。
もちろん、1人で行動しないとか、トイレには複数人で行くとかということもすごく大事だとは思いますが、個人に自衛を呼びかけるだけでは防ぎきれません。
被害に遭ってしまった方が、自分を責めることはあってはなりません。

避難所には、リーダー的な人や、町内会の人たちがいらっしゃると思うので、まず、ひとつ組織を作っていただきたい。
性被害だけでなく、いろいろないざこざがあると思うので、自警団みたいなものを作って、定期的にパトロールする、授乳の際には必ず見張りをつける。

いろいろな立場の人が一緒になって、かゆいところに手が届くような体制を作っていくことが大事だと思います。それは組織の仕事だと思います。

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