「税収面で心配な面も」“城下町”にも打撃 ダイハツ全工場稼働停止 再開のめど立たず【報道ステーション】(2023年12月26日)

「税収面で心配な面も」“城下町”にも打撃 ダイハツ全工場稼働停止 再開のめど立たず【報道ステーション】(2023年12月26日)

「税収面で心配な面も」“城下町”にも打撃 ダイハツ全工場稼働停止 再開のめど立たず【報道ステーション】(2023年12月26日)

ダイハツ工業は26日、大阪にある本社工場の稼働を停止しました。これで、完成車を生産する国内4工場、すべてがストップしました。

福岡県の久留米工場と大分県の中津工場も稼働停止。それに伴い、福岡県は、関連する中小企業を支援する窓口を開設しました。県によりますと、ダイハツグループと取引があり、売り上げが1%以上の企業は、県内で181社に上るということです。

同じく工場がある滋賀県竜王町。人口1万人あまりの町で、ダイハツは2つの工場を持ち、4000人以上の従業員を抱えています。いわゆる“城下町”です。

焼肉店を覗いてみました。
焼肉『里芭亭』中嶋喜代美さん:「仕事が終わって日勤の方が来てくれるが、(きょうは)シーンと静かになっている。(Q.不安はある)不安はある。これがずっと、毎日、続くと味気ない」

寮に入っている期間工の人たちは、帰省が早まるのではないかといいます。
焼肉『里芭亭』中嶋喜代美さん:「『何があっても来るよ』とは言うてくれはりましたけども、これから地方に帰られる方がたくさんおられるので、来年、来られなくなったら、ちょっと寂しくなるし、堪えるかなと」

企業誘致の推進を掲げる竜王町は、ダイハツと長い歴史があります。

竜王町・杼木栄司副町長:「ダイハツの滋賀竜王工場は、来年で操業から50周年になる。この間、街づくりにも、大変、寄与いただいているし、我々としては、大事なパートナーと思っている。地域の祭りにも参画いただくなど、仲良くさせてもらっている」

税収は、ダイハツ頼みとなっている一面もあります。
竜王町・杼木栄司副町長:「(法人町民税の)約半分以上は、ダイハツからの税収なので、税金で街づくりに寄与いただいております。占める割合が大きいので、町としては大変ありがたいこと。税収の部分は、心配な面があるが、財政運営をするのが行政の仕事。そこはしっかりと町として進めていきたい」

まさにダイハツと一体となっている竜王町。この町では、2人以上の子どもがいる世帯に対し、半年以上前から居住するなど、条件をクリアすれば、3年間、ダイハツ車が無償提供される制度があります。
半年前から利用(34):「(ダイハツは)すごく身近な企業。子育て世代は、何かとお金がかかり、車は必須になるので、3年間でも無料で貸してもらえるのはありがたい」

今回の不正については、こう話します。
半年前から利用(34):「これ以上、不正は洗いざらいして、ダメなところは正していくようにしてもらえたら。どうせ乗るなら安心して乗りたい」

工場の稼働停止は、少なくとも、1月いっぱいまで続く見通しです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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