北朝鮮の偵察衛星 正確な軌道投入か…専門家「非常に精度高いがカメラ性能はまだ」(2023年12月12日)
北朝鮮が先月打ち上げた軍事偵察衛星「万里鏡1号」は、通常の偵察衛星が飛行する軌道へ正確に投入されている可能性が高いことが分かりました。
人工衛星を追跡するサイトで「万里鏡1号」を検索すると、現在の飛行位置が表示されます。
「万里鏡1号」は5日間で地球上のすべての場所を偵察できる軌道で周回していますが、人工衛星の軌道に詳しい東京都立大学の佐原教授は、偵察衛星として、非常に精度が高いと話しています。
また、偵察能力を左右するカメラについては、北朝鮮メディアが去年、実験中と報じた20メートルの物体を識別できるカメラでは、非常に物足りないということです。
しかし、このところ頻繁にミサイルを打ち上げ、偵察機材の実験も行っていることから現在の能力は向上している可能性があるそうです。
北朝鮮は、少なくともあと4個の偵察衛星を打ち上げて、特定の場所を毎日偵察できる態勢を整えたいと考えているのではないかとみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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