「道路は人間のもの」ハトをひき殺した疑い…タクシー運転手逮捕 警視庁が異例の捜査【もっと知りたい!】(2023年12月6日)

「道路は人間のもの」ハトをひき殺した疑い…タクシー運転手逮捕 警視庁が異例の捜査【もっと知りたい!】(2023年12月6日)

「道路は人間のもの」ハトをひき殺した疑い…タクシー運転手逮捕 警視庁が異例の捜査【もっと知りたい!】(2023年12月6日)

 ハト1匹を引き殺したとして、タクシー運転手の男が逮捕されました。男は「よけるのはハトの方」と供述していますが、なぜ逮捕にまで至ったのでしょうか。

■タクシー運転手「よけるべきはハト」

 東京・新宿駅西口から徒歩5分ほどの場所には、車道にもたくさんのハトがいます。車が近付いても、ハトたちは飛ぶことなく、ギリギリで歩いてかわします。
 
 近くで働く人:「増えてきていますね、最近。今までそんなにハトはいなかった。あんまり逃げないですよね。なんか懐いちゃってる」「全然飛ばない、車が来ても飛ばずに歩いて逃げる」
 
 時として路上に集まり、通行の妨げになるハト。だからと言って、故意にひき殺すことは、ご法度です。警視庁は「動物であっても傷つける行為については、厳正に取り締まる方針」としています。

 5日、ハトをひき逃げしたとして送検されたのは、タクシー運転手の小澤敦史容疑者(50)です。路上にいたカワラバト1羽をひき殺した鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。

 取り調べに対し、小澤容疑者は「道路は人間のものなので、よけるのはハトの方」と供述しています。

 警視庁によりますと、通行人がアクセル音を聞いて振り返ると、タクシーがハトをはねていたことから、110番通報したということです。

■悪質性からの逮捕 警視庁が異例の措置も

 小澤容疑者は、目の前にハトの群れがいるにもかかわらず、信号が変わると急発進。車の速度は60キロだったといいます。

 警視庁は防犯カメラなどを調べ、小澤容疑者を逮捕しました。逮捕理由の一つとして、「職業運転手であり、一般ドライバーよりも高い倫理観が求められる」としています。

 悪質性から逮捕に踏み切った警視庁は、異例の措置まで行いました。警視庁からの依頼を受け、死んだハトは獣医による解剖が行われ、死因が「外傷性ショック死」と特定されました。

 「新宿をよく走る」というタクシードライバーは、次のように話しました。

 ドライバー:「ハトの集まり場でね、ターっと来ると、ひきたくなることもありますよね。嫌なもんですよね。ひいたりはしませんけど」「ひきたくないのでブレーキを踏んだり、よけたりします」「(Q.故意にというのは、同じドライバーとしてどうか?)それは考えられないですね」

(「グッド!モーニング」2023年12月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事