夫婦殺傷事件「男が入ってきた」 荒らされた形跡なく狙われた?(2023年12月5日)
岡山県倉敷市の住宅で会社経営の男性が殺害され、妻がけがをした事件。家の中は荒らされた形跡がなかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
■倉敷市殺傷事件 住宅街で“犯行”
倉敷市の住宅で夫婦が殺傷された事件。57歳の問田正さんが亡くなり、50歳の妻は重傷とみられています。
現場はJR新倉敷駅から南に1キロほど離れた1軒家。半径1.5キロには小・中・高、合わせて7校ある住宅街です。近くには警察署もあります。
近所の人:「静かでいいところだなと思っていた。こういうことが起こって怖い、怖い」
事件は3日前の夜に起きました。
問田さんの妻から「刺された」と通報があったのは2日午後7時半ごろ。警察が現場に駆け付けると、洗面所で倒れている問田さんが。その後、死亡が確認されました。
凶器でしょうか。近くに血の付いた包丁が落ちていて、捜査関係者によると、大量の血が流れていたといいます。
■夫婦に何が?「男が家に…」
通報した妻も台所で血を流し、仰向けに倒れていました。集中治療を受け、現在は会話できる状態まで回復。警察に「男が家に入ってきて、夫を刺した後に逃げた」と話しています。
警察は何者かが侵入して2人を刺した後、逃げたとみて、調べを進めています。
なぜ、夫婦は狙われたのでしょうか。警察が駆け付けた時、家の鍵は掛かっていませんでした。
■荒らされた形跡なく 狙われた?
新たに分かったことがあります。捜査関係者によると、問田さんの家の室内には荒らされた形跡はなかったといいます。つまり、金品を狙った強盗ではなく、殺意を持って夫婦を刃物で襲ったという可能性も。
■なぜ?鍵がかかっていない玄関
さらに、警察が駆け付けた時、問田さんの家には鍵が掛かっていなかったということです。
近所の人:「(Q.家の鍵は?)普通に鍵は掛ける。田舎じゃないから開けっ放しではない」「(Q.夜にもめる声などは?)全然聞いていない」
亡くなった問田さんは自動車のガラスの修理などを請け負う会社を経営していました。
近所の人:「お父さんも息子さんも柔道がものすごく強い人。不審者が来ても、どうなんかなと」「優しそうないい人だったよ。孫が来たら遊んだりしていたから」
静かな町を揺るがす殺人事件。住民の不安は募るばかりです。
近所の人:「犯人が捕まらないと、根本的な不安が解消されないと思う。(子どもには)いつも以上に『鍵をちゃんと閉めて』と言っている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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