“緊急避妊薬(アフターピル)”全国145の薬局で試験販売開始 目的は適正に販売できるかの“調査研究”「不安になった時、手に取れる場所にあって欲しい」|TBS NEWS DIG

“緊急避妊薬(アフターピル)”全国145の薬局で試験販売開始 目的は適正に販売できるかの“調査研究”「不安になった時、手に取れる場所にあって欲しい」|TBS NEWS DIG

“緊急避妊薬(アフターピル)”全国145の薬局で試験販売開始 目的は適正に販売できるかの“調査研究”「不安になった時、手に取れる場所にあって欲しい」|TBS NEWS DIG

望まない妊娠を防ぐアフターピル=緊急避妊薬について、きょうから一部の薬局で、医師の処方箋なしでの試験的な販売が始まりました。薬局での販売に肯定的な声もある一方で、リスクも指摘されています。

現在、国内では医師の処方箋が必要となる「緊急避妊薬」。これがきょう、全国145の薬局で、処方箋なしでも購入できる試験販売が始まりました。対象は研究への参加に同意した16歳以上の人で、価格は7000円から9000円程度。目的は適正に販売できるかの“調査研究”です。

緊急避妊薬を服用した経験がある22歳の女性。そのときの心境をこう振り返ります。

緊急避妊薬を使用した女性
「まさか自分が使うことになるとは思わなかったですね」

去年秋の夜。この女性は、パートナーとの性行為で意図せず避妊に失敗。緊急避妊薬を服用するため、慌てて婦人科のある病院を探したといいます。

緊急避妊薬を使用した女性
「祈るような気持ちで(婦人科を)探していました。走りました、私。そのときブーツ履いてたんですけど、ヒール高めの。それで走りました」

性行為から72時間以内に服用することで、妊娠を8割程度防ぐとされる「緊急避妊薬」。このとき女性は閉まる間際に病院へ駆け込み、その日のうちに服用したといいます。結局、妊娠はしませんでした。

緊急避妊薬を使用した女性
「本当にパートナーとはちゃんと避妊のことも話し合っていましたし、自分の身に起こるとは本当に思っていなかったというのが正直なところです。不安な気持ちになった時に手に取れるような場所にあって欲しいなと思います」

都内のクリニック。緊急避妊薬の処方にあたっては医師が問診を行い、看護師とともに20以上の項目を確認します。薬局での販売にはメリットがあるとする一方で、リスクも指摘します。

東京ビジネスクリニック 内藤祥医師
「他に飲んでいる薬がある場合、相互作用が見落とされてしまったりとか、それから持病に何があるか。基本的にすべて自己判断と薬剤師の確認のみになりますので、医学的な適正使用という意味ではリスクはまだかなりあると思います」

今回の試験販売。▼研修を受けた薬剤師がいて、▼夜間や土日祝日も対応できるなどの要件を満たす、全国145の薬局で順次スタート。

事前に電話相談が必要で、店頭では薬剤師が説明を行うほか、状況によっては産婦人科と連携するなど、様々な対策が取られます。

試験販売は来年3月までの予定で、厚生労働省が結果を踏まえ、その後の販売について検討します。

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